写真工房からのお知らせ
3月のミニギャラリー案内
「伊吹コレクション展 Ⅲ」
伊吹秀明 富良野生まれ
編集業、著述業の傍ら、写真の蒐集を行ってきました。
ビジュアル全般に興味はありますが、写真表現に注目したのは飯沢耕太郎氏や伊藤俊治氏の評論でした。
以後、伴田良輔氏、大類信氏らの影響を受け、90年代に「写真をアートにした」
石原悦郎氏とそのギャラリーを知ってからはオリジナル・プリントも集めるように。
コレクションのほとんどはモノクロ写真。風景や動植物もありますが、
多くはフェチシズム成分多めのセクシーなもの。
昨年の展示は導入部として、写真家(ヘルムート・ニュートン)、
被写体(若き日のブリジッド・バルドー)ともに知名度を念頭に置きましたが、
今年は自分の偏愛する作品を第一としています。
点数は少ないですが(17日に入れ替え予定)大きなプリントを堪能していただけると幸いです。
●展示写真家
ヤン・ソーデック(1935-)
日本ではサウデック表記もあり。チェコの写真家でモノクロ写真に自分で着色するのが特徴です。
この作品名は「Knife 1983 #233」。サインとFinished
1887.10.23という文字もあり。1887って? 単なるミスなのか、お遊びなのか?
戦時中は6人の兄弟を強制収容所で亡くし、東西冷戦時代は秘密警察の目を逃れて
地下で創作活動を行っていたそうです。
大沢尚芳(小樽生まれ)
この「鎧と膚」(ARMOR AND SKIN)が私のプリント・コレクションの第1号です。
1993年12月、南新宿を歩いている途中、たまたま目にしたポスターを見て気に入り、
ビルの地下にあるI.C.A.C.WESTON
GALLERYの中に。そこで大沢尚芳氏が初写真集「DEEP」の発売を記念した写真展を開催していて、
この1枚を購入したわけです(その後、さらに数点を追加)。
大沢氏は90年代に藤原紀香の写真集を何冊か出し、ジョディ・フォスターのポートレートも手がけています。
日時 3月3日(月)~31日(月)
日曜日 定休日 時間 8:00〜19:00
最終日 3月31日は15:00までとなります。
場所 帯広市西17条北2丁目16-28
写真工房 ミニギャラリー
今後の展示予定
5月14~25日(月火が休み)ミントカフェ内ガレリオ オリザ
9月(日曜休み)写真工房 マイケル・ケンナ+1
2026年5月13~24日(月火が休み)ミントカフェ内ガレリオ オリザ
2025/03/01 08:53
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