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小さな国語塾のつぶやき

黄色い声

女性や子供の甲高い声のことを「黄色い声」と表現するが、ほかに「赤い声」「緑の声」「青い声」と言った表現はない。なぜ甲高く少々耳障りな声を「黄色い声」というのか?諸説が存在するが大まかに3つ。①お教ルーツ説。平安末期以前、お経は音の高低が激しいものだった。そこで色を使って音の高さを表現するお経も存在し、経典に音譜を記す代わりに墨を使って印がつけられていたらしい。その中で一番高い音を示していたのが、「黄色」だった。②江戸時代に声を色で表現するのが流行。式亭三馬によって書かれた小説『浮世風呂』の中には「黄色な声や白つ声で、湯の中を五色にするだらう」という一文も残されている。昔から中国では黄という文字を、「ただごとではない」という意味で利用したことから「黄色い声」は、ただごとではないときや耳障りなときに使う声の表現として頻繁に用いられていた。③共感覚説。世の中には音によって色を見る能力(共感覚)を持つ人がおり、共感覚の持ち主には「甲高い声」は黄色に見える。そのため、女性の歓声は「黄色い声」と表現されという。個人的には暖色である黄色が好きで、好きな色がよくない意味で使われるのは少々複雑な気持ちがする。とはいえ、なにはともあれ「甲高い声」を「黄色い声」と表現する方が文章が生き生きしたものになるので、こういった特殊な表現は覚えて使うべし。

2015/08/20 13:42

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こだわり

今日から新学期、中学生の教え子たちは無事に「読書感想文」「意見文」「人権作文」を出しただろうか?いい評価をもらえるといいなあとふと考える。さて、以前にも書いたが某生徒が「日本語は難しい」というテーマで意見文を仕上げた。確かに日本語は難しく、難しい理由の一つが「同じ言葉でも時代の変遷とともに全く真逆の意味を持つことだろう。我々日本人は何気なく使っているがよくよく考えるとおかしい?不思議な言葉が多い。そのうちの一つが「こだわる」という言葉。「素材にこだわってます」「こだわりの味」「こだわりのお店」というと「厳選された素晴らしい」といい意味で使われるが、そもそもは「固執する」というあまりよくない意味の言葉。では、なぜ良くない意味の言葉が良い意味で使われるようになったか?1970年代ごろから「個性」が尊重されるようになり、そこから「こだわり」が良い意味で使われるようになったとか・・・。細かいことにこだわるつもりはないが・・・、世代が上の年代に対して「こだわり」という言葉をいい意味で使うと違和感を与えることになるので気を付けようと思う今日この頃。

2015/08/19 12:14

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食事の挨拶

「ある小学校の保護者が、『給食費を払っているのだから、うちの子どもにいただきますと言わせないでほしい』とクレームをつけた」という話がある。お金を払ってる、払ってない云々ではなく、そもそも「いただきます」はいのちへの感謝!食べるということは、動物や植物などの「いのち」をいただく行為。その「いのち」を頂戴していることに対して感謝と敬意をあらわし「あなたのいのちをわたしのいのちにさせていただきます」といった意味が込められているのでクレーム内容がおかしいということは常識がある人ならばすぐに分かることだろう。さて、逆に意外と見落とされがちなのが「ごちそうさま」という言葉。食事を始める時は一緒でも食べ終わるタイミングが各自ずれる為、特に家庭では「ごちそうさま」を言わずに終わってしまうことも少なくないかも?「ごちそうさま」は、漢字で「ご馳走さま」と書き、「馳」「走」のどちらも「はしる」の意味。昔は今のように食材が簡単にお店で買えるわけではなく、お客さまに食事を出すために馬を馳せたり、自ら狩りや収穫をしたり、それこそ走り回ったそうである。そこまでして用意してくれた人に対して感謝の気持ちを表した言葉が「ごちそうさま」なのである。確かに今は昔よりは容易に食材は手に入るが、それでも用意してくれた人への感謝の気持ちは持ちたいもの。最近、どんどん新しい言葉が生まれ死語が増えつつあるが、「いただきます」「ごちそうさま」は末永く使いたい言葉。

2015/08/18 03:31

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性格は変えられるか?

昨日の夜中にNHK番組で「あなたの性格は変えられるのか?」というテーマ4回目の放送があった。残念ながら今までの3回分の放送は見ていないのだが・・・。結論を言うと「楽天的思考をつかさどる遺伝子、逆に悲観的思考をつかさどる遺伝子、未来に起りうるショックな出来事(大切な人との死別など)という環境をを変えることが出来ないが、性格そのものは努力すれば変えることが出来る」という。よりポジティブな方向に自分を変えたいとすれば、物事を見る認識の癖を変えることなどで、それは可能だという。つまり物事を一面的ではなく多面的に見る努力をすることが大切だということ。まさにそれは国語力であり、読書力だといえるだろう。実は国語を勉強するということは無意識のうちに多面的視野を養うど訓練をしている。一番わかりやすいのが小説。自分の主観を入れると解けない典型的な問題であり、必然的に客観視する必要があるから。国語を勉強することは生きていくうえで決して無駄にはならない!ファイト!※明日から2日間留守にするので次回ブログは火曜日~。講ご期待?!

2015/08/15 17:17

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素麺

小さい頃、夏には「素麺」が食卓に上ることが多かった。あまりにも頻繁に食べ続けたため、飽きてしまい今はあまり食べようとは思わなくなってしまったが・・・・。さて、お恥ずかしいながら小さい頃は「素麺」と言う字を正しく読むことが出来ず、子供心に勝手に「すめん」だと思い込んでいた。「素麺」と書いて「そうめん」と読むのは、まさに当て字にほかならないわけだが由来はいったい何だろう?と思い調べてみた。【鎌倉、室町時代に中国から伝わり、古くは「索麺」と書き、「さくめん」が変化して「そうめん」となった。「索」は縄、綱の意。麺が縄のように細く長いことからいうもの。「素麺」の「素」は、麺が白いことから、白い意の「素」の字を当てたとする説や、「索」の字を書き間違えたとする説もある。】という。単なる当て字ではなく麺が白いから「素」と言う字があてられている、しかも確かに「索」と形が似ていなくもないなあと納得。「索」を書き間違えたことがきっかけで「素」と定着したというのが事実であったとしてもきちんと意味が通じており、いいなあと思う。ん十年前に学級新聞の記事を書いた時に「先生の恋人は・・・」と書くべきところを「先生の変人は」と誤記してしまいそのままクラス全員にコピーして配られたというのは、かなりマズイ思い出である(苦笑)。

2015/08/14 04:16

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希少価値

「ジャポニカ学習帳」の表紙にカブトムシなどの大きな写真が入っているのが特徴だったが、2年前から昆虫の写真を使うのをやめていたという記事を新聞で読んだことがある。昆虫写真使用中止のきっかけは、教師や親から寄せられた「気持ち悪い」という声だった。ところが、同社は発売45周年を記念して4~6月、通販大手「アマゾン」と共同でネット投票を実施したところ「昆虫写真」が一位をはじめとして上位を占めたという。「クレーマーに対してのいちいち反応していたらきりがない」「わざわざ苦情が相次いでいる昆虫写真を使う必要はない。ノートはあくまで文具であって図鑑ではない」といった双方の様々な考えがあるだろうが・・・。いつでも手に入ると思っていた昆虫写真のノートが手にはいらなくなり希少価値が出たため、アマゾン投票では昆虫写真が一位をはじめとした上位を占めたといえる。つまり、限られた時間、期間だからといえるだろう。さて、夏休みも後半に入り「時間がない・・・」「宿題が・・・」というタイプもちらほら出てくる時期。限られた時間だからこそ集中して勉強に取り組める!と割り切ってファイト!

2015/08/13 08:07

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回転焼き

一週間ほど前に回転焼きのことを書いたが、そう言えばトウモロコシ同様に回転焼きというお菓子にもいろんな呼び方があるなあとふと思った。大ざっぱにいうと、北海道と北東北は「おやき」で、南東北と茨城は「大判焼き」。首都圏は「今川焼き」が強く、東海は「大判焼き」。滋賀を除く関西は「回転焼き」特に播州地方では「御座候」で、広島は「二重焼き」がトップ。それ以外の中国・四国地方は「大判焼き」が優勢、九州は「回転焼き」を支持する人が多いとか。日ごろ何気に使っている、物に対する名称にまで方言?があることに改めて新鮮さを覚える。しかし、人間はみなそれなりに適応力があるので、最初は「え?何のこと?」と思うことがあってもいつの間にかその地域の正しい?使いまわしに慣れていくもの。特に若い子供たちは良い言葉も悪い言葉も共に吸収するが、ある程度の年齢になって「言葉」に対して意識するようになった時にはきちんと正しい言葉を使える?!と期待している。

2015/08/12 16:30

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トウモロコシ

昨日の夕方、農家の方から20本以上のトウモロコシを頂き、有難い限り!!!本当にあまくて美味しく、丸ごとかぶりついたり、ほぐして保存したりしている。さて、「トウモロコシ」と言うの名の由来は16世紀にまでさかのぼる。ポルトガル人から持ち込まれた「トウモロコシ」は、以前から中国より伝わっていた「モロコシ」という植物によく似ていたらしく、そのことから「舶来」という意味をもつ「唐(トウ)」の文字を冠して、「唐のモロコシ」、「トウモロコシ」と呼ばれるようになった。何気なく「トウモロコシ」と書いたが、北海道では「トウキビ」というのが一般的らしい。ちなみに「トウモロコシ」「トウキビ」以外にも200種類以上の呼び方があり、各地でそれろぞれ言い回しが違うらしい。中でも「こうらい」という呼び名が岐阜県の一部、福井県の一部、三重県の一部、滋賀県の一部ではなされるらしい。思わず「高麗人参?」と勘違いしそうになるが・・・(苦笑)。これだけの呼び名があるということは、それだけ日本人に愛されている食べ物だといえるだろう。本当にNさん、ごちそうさまです!

2015/08/11 17:32

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言語化

8月10日付の朝日新聞にこんな記事が。「AI(人工知能)が創造的な様々な活動や、医療などの緻密で専門的な業務すら代替するだろう(中略)親としてどう心がければよいか。」「(ポイント)言語化が第一歩。親自身が誰のどんなところに『いいな』と感じたか、列挙してみる。」(花まる学習会代表 高浜正伸)。確かに今までだと小説の世界?と思われるようなことが実現しつつある。例えば星新一氏の「ぼっこちゃん」はというと昔だと作り話・・・だったが今では現実味を帯びつつある。実際に今年、日本橋三越本店では4月20~21日に本館1階室町口受付にてリアルな人型ロボットが受付譲として登場。見た目は生身の人間そのもの、言葉を話すほか、手話ができる。会場内では手話で自己紹介をする。受付は人とコミュニケーションをとる仕事なので、当然「人間」と思われていたのがもしかすると近い将来「ロボット」にとってかわられる可能性も。となると、高浜氏も書いているように「あなたと仕事がしたい」「あなたのそばにいたい」と思われる魅力が大切になる。そのためにも親子で楽しく素敵な言葉や言い回しを口に出す、または文章に表すという日々のコミュニケーションが子供の将来につながる・・・と感じる記事であった。

2015/08/10 14:53

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書き方

幼稚園児をお持ちの保護者と、帯広在住の有名な画家との会話を耳にした。保護者「自由に描かせてあげることと、ある程度描き方を守らせなきゃという両方の気持ちがあるんですけど・・・・」画家「最初は自由になんでもいいから描かせて、それを卒業したら今度はある程度の描き方を守る必要がある」。この会話をそばで聞いて「おおっ、まさに国語(特に文章)も全く同じ!」と膝を打った。文字や文章を学び始めてから何年かは頭に浮かんだことをとにかく自由に書いていいと思うが、ある程度の学年になったら「型」「書き方」をきちんと学び、身につける方が上手な文章になることはもちろんのこと本人も楽だと思う。結局、「自由」に書いてもいいと言われる方が迷ってしまうことになりかねない。事実、いわゆる「書き方」が分からない人が多く、それを学ぶべくしてネット検索をする人がとても多いということを実感している。ヤフー広告を出しているのだが、この一週間で「文章 書き方」「作文 書き方」「読書感想文」というキーワードでの検索が急激に増加。とはいえ自分自身のHPはあくまで塾としての内容であって、書き方を丁寧に指導している内容ではないためクリックしてもお役には立てない。しかも広告費だけがかさむのでとりあえず夏休みが終わるまでは広告費が限りなくゼロに近づいてる状態で放置予定(苦笑)。

2015/08/09 05:22

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