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小さな国語塾のつぶやき

当たり前のこと

当たり前のことだが・・・、好きなことや興味があることは「出来る」→「楽しい」→「ますます上達」という善循環をするが苦手なことに対しては全く逆の悪循環。さて、例えば目が見える人が試しに目隠しをして歩いたら、怖さや不安感があるのと同じで、その事柄を見通すだけの知識スキルや方法論がないと不快感が多くなる。これに対する解決策は唯一、その事柄に対しての知識やスキル、方法論を身につけることしかない。目隠しをして歩くのが、とても不快でイヤならば、目隠しをしているものを取る、という行動が唯一の解決策。すなわち「勉強」しかない。勉強の問題を解決するには「勉強」においてでしかないのだ。この当たり前のことは言われなくても誰でも知っているが、なかなか行動にうつせない。行動にうつせたとしてもうまくいかないことが・・・。そういうタイプのお手伝いを少しでもできれば・・・と思いシルバーウィークも真面目に?自分自身の勉強予定。時には息抜きしつつも!皆さん、よいシルバーウィークを!

 

2015/09/19 13:58

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慣用句の由来

日本語には本当に多くの慣用句があり、何気使っているが実はきちんとした意味や由来を知らないことが多い(少なくとも自分は)例えば「あられもない(姿や態度がだらしなく乱れていること。特に女性についていう。)」という言葉は「あられ(もち米を使ったお菓子)がない状態」と勝手に思っていた。でも、お菓子すらない?なんだか変だなあと言うことで由来を調べてみた。「あられもない」の由来・語源は「そうあってはならない意の『あられぬ』の『ぬ』の代わりに、助詞『も』と形容詞の『ない』がついて一語化したもので、本来の意味は、あり得るはずがない、ありえない、とんでもないこと。」だそうだ。それを知るとふーん成程と納得するのだが、「あられ」を「有られ」と表記したら分かるのに~と内心言い訳をしている。同じような言葉に「台風一過」がある。実は幼い頃にニュースで「台風一過」と聞くたびに、勝手に「台風一家」だと思い込んでいたことも。さすがに、漢字を知ってからは耳で聞いた時に頭の中で「一過」と変換できるようになったが。

2015/09/18 13:39

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「駄」

今日もスッキリ晴れて気持ちがいいので、「無駄なものを捨てよう!」とばかりに朝から大張きり。かなりの量の服などを捨てて…ふと気づいたのだが。「無駄」の「駄」は「駄賃」などという言葉もあるように、おそらく「価値がある」と言う意味だろう。つまり「無駄」とは「価値がない」だと思いつつ、ふと「あれ?じゃあ、駄目という言葉は『価値がある目』???」と混乱してきたので早速調べてみた。「駄」というのは、馬に積んだ荷物の事を指して使われていた言葉、馬に積んだ荷物の量を「一駄」とか「二駄」なんて数え方をしていた事があるそう。そこから荷物を積まない空の馬を引いて歩いても何の足しにもならない事を「無駄飯」なんていう表現をする⇒「無駄」という言葉になったそうだ。さて、「駄目(ダメ)」は、囲碁用語の一つで、「打つ価値のない場所」という意味だとか。漢字は表意文字だからといって早とちりしてはいけないと思った出来事。

2015/09/17 10:14

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長期出来事に対する作文

勉強、運動共に本当に頑張っている高学年のダブルS君たち。特に6年生のS君は、小学校最終学年ということで今季で長らく頑張ってきた少年団を卒団することに。それに伴い、来月には作文を提出することになっているので前もって指導をしてほしいという本人からの依頼。というわけで今週の高学年クラスは作文の授業予定。高学年メンバーは国語塾開塾当初から頑張っているので、あるい程度の決まりごとは既に知っているので今週はかなり「高度」な練習予定。では、いったいどんな内容か?そろそろもったいぶらずに書くとしよう。イベントや心に残った一日だけの行事とは違って少年団のように長らく頑張ってきたことに対する作文の場合、大切なことは二つ!①過去、現在、未来と3つに区分してメモを取ること②①のメモをどんな順番にするか(例、「現在、過去、未来」「過去、現在、未来」「未来、現在、過去」などなど自由)を決めること。あれもこれも・・となると収拾がつかなくなるのできちんと2点を意識することが大切。詳細は授業で。

2015/09/16 14:44

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努力の壺

皆さんは「努力のつぼ(壺)」をご存知だろうか?ある1年生の児童「努力のつぼ」という作文(出典:朝日作文コンクール「子どもを変えた親の一言」作文25選 明治図書)に書かれているもので、教育界ではかなり話題に上っている。「努力のつぼ」には特徴が3つある。①人が何かに挑戦しようとするときに神様から「努力の壺」をもらい、努力がその壺にたまっていく。壺が一杯になって「努力」という水があふれた時にできるようになる②壺の大きさが人によって異なる③壺は目に見えない。②③のため、どうしても途中で物事をあきらめてしまいがちになるが、必ず必ず「努力の壺」には水がたまっていると信じて継続することの大切さを表現している。努力してもなかなか結果が伴わない時はどうしても気分がへこんでしまいがちだが、壺に水がたまっていく様子を想像しながらもう少し努力を続けてみようと思う今日この頃。


 

2015/09/15 11:53

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漢字のススメ

「漢字をとにかくきちんと覚えよう、使おう!」と声を大にして言いたい。サラサラと漢字を書くと周囲から「おおっ」と尊敬のまなざしで見られる、さらには国語以外の科目の記憶にも利用できて役立つからだ!別に周囲の目云々は半ば冗談で、そんなことはどうでもいいのだが、いつも書いているように漢字は「表意文字」だということを意識しておくと何かと役立つのである。例えば、ある日「聞いて~~、折角『さいちょう』は分かってたから書いたんだけど、漢字指定のため平仮名で書いたから×だった!」と歴史好きのMちゃんが悔しそうに言ってきた。天台宗を開いた「最澄」については、こじつけでもいいので「最も心が澄んでいた、そして天台宗を開いた」という具合に覚えるといいのでは?と提案した。先のはこじつけだが、「社会」という科目は実際に漢字の意味を利用して名前が付けられることが多いのは事実。例えば、平安時代に東北地方で力を持っていた蝦夷を倒した坂上田村麻呂は「蝦服した大将軍」→「征夷大将軍」に任命されたというのは有名な話。また理科の植物分野の「維管束」というのは「道と師にしてバラバラにならないように持する」とン十年前にこじつけで覚えたのだが、あながちウソではないと信じている。

2015/09/14 14:11

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パブロフの犬

心理療法作家の矢野惣一氏(著書多数)がブログで次のように述べている。「行動し続けるための秘訣 行動する「時間」と「場所」を決める。- いつも同じ「時間」に、- 同じ「場所」で、行動するようにします。すると、いつの間にか- その「時間」になると- その「場所」に行くと-自動的にその行動をするようになります。つまり、行動が習慣化するのです。習慣化すると何がいいかというと、意志の力を使わずに行動できるのです。自分をパブロフの犬状態にするわけです。」勉強法として書かれたものではないが、これこそが通塾や家庭教師に来てもらうことの利点だと思わず膝を打った。「塾に行ってるけれど、きちんと身になってるのか分らない・・・。分かっている問題でも解説を聞かなくてはならない。逆に分からない問題でも集団授業なのでおいていかれる・・・」「家庭教師は高く、他人を家にいれるのは抵抗がある・・・」などといった思いは誰しも一度や二度ならず感じることである。が、決まった曜日、決まった時間に勉強をする環境を作るという点においては「塾」「家庭教師(ただし、きちんと約束を守れる先生であることが前提)」を利用するのが一つの手。むろん、自分自身で計画通り勉強を出来るならばそれに越したことがないが、そういった習慣をつける手段として外部産業を利用するのはいいことだと自分のことは棚に上げて(ん十年前、複数の塾を渡り歩きことごとく辞めた経験あり)思う今日この頃。

2015/09/13 04:31

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鎌倉=無常

中学2年生の生徒が「テストの点は少しアップ、順位が大幅アップしたよ!!!(要するに平均点がかなり低かったらしい)」と張り切って期末試験の問題用紙と答案用紙を持参してくれた。おかげで、間違えた箇所の見直し+一般教養の伝授ができた。「古文の平家物語は仏教のどんな思想がもとになっているか?二文字で答えよ」という出題があり、答えは「無常」だが、生徒は分からず、今回のテスト直しの時に初めて「無常」という言葉を知ったという。おそらく、教科書のどこかには書いてあったのだろうが見落としてしまった結果。でも、その問いを間違えたおかげで?国語塾で「鎌倉時代の作品(方丈記、徒然草、平家物語)に共通するテーマは『無常観』」と指導でき、さらには来週にもう一度質問予定。単発で一つ一つ覚えるよりも、まとまりで覚えた方が頭に入りやすく、『枕草子』や『源氏物語』が書かれた平安時代中期とは違い、武家の力が増していく激動の時代の中で作品が生まれたことを実感できるだろう。結局何が言いたいかというと、一つの事柄だけではなく、関連するものを一緒にまとめて学習し覚えることが大切。ただし、それは独学ではなかなか気づきにくいので学校の授業、塾の授業をしっかりと聞くことが大切であり、逆に教える側としては答えのみならず、答えに行きつくプロセスやそれに関連する背景などを指導しようと心がけている。
 

2015/09/12 04:07

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キーセンテンス探し

昨日は小学生、中学生クラスともに「キーセンテンス」探しを行った。小中学生共に必死で取り組んだのだが、意外や?小学生クラスの健闘ぶりは素晴らしかった。ある意味、思考がまだまだ柔軟なために「コツ」を説明したプリントを配り、それに従ってやってみるように促すと素直に取り組むから。どの子も「あった!」「分かった」「これもだ!」とまるでパズルを解くような感覚で次々に見つけた。「キーセンテンスを見つける時って本文は読まない?」という疑問が生じるかもしれないが、一番理想は「読みながらキーセンテンスを見つけること。」でも、一回読んだだけでキーセンテンスをすべて見つけることはかなり難しく、それをマスターする必要もない。では結局昨日の訓練は何か?問で「棒線部はどういうことを説明していますか?」「棒線部と同じ内容を抜き出せ」と言った場合に、大抵が問に使われている文そのものがキーセンテンスになっているので、問題を解く時にまた最初から一文ずつ本文を読むのではなく、目で文章全体を見渡してキーセンテンスを探す練習がここで生きてくるという訳だ。何事も日ごろからの訓練が大切。

2015/09/11 13:24

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繰り返し解く

2学期が始まってから3週間近く・・・夏休み中に受けた模擬試験や中学生では後期期末試験の結果が返ってくる頃。結果が良いならばそれに越したことはないが、「夏休みに頑張った!」にも関わらず結果が伴わなかったとしたら「あんなに頑張ったのになぜ?」と親子ともに思うのは当然。原因は何か?一番考えられる要因としては「復習が間に合わなかった」ということ。一通り1学期の内容を復習したとしても今回結果が伴わなかった場合は訓練不足、実は理解できていなかったということになる。夏休みに頑張ったのに結果が伴わなかった…という場合は、「頑張って勉強する」という方向性はもちろん間違っていないので、極端に言うと「とにかく無意識でも解けるぐらいまで」繰り返し問題を解くことが大事。国語の長文では「同じ問題は二度と出ないので復習しても無駄?」と思うかもしれないが、何度も復習することによって①内容把握をきちんとする②答えではなく、解き方のプロセスを暗記するというメリットがある。ぜひお試しを。

2015/09/10 04:12

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