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小さな国語塾のつぶやき

制限を外す

中学生徒たちは皆、必死で「意見文」に取り組んでいることは先日にブログで紹介した。さて、今日は題名について・・・。某生徒にテーマを聞いたところ、一生懸命に説明してくれ、その後に「…ということを書きたいんですけれど、題名が思いつかなくて。このままだと長くなりすぎて。」と言う。すかさず「○○△△にしたら?」というと「え?それは言いすぎです!」と固まっていた。つまり、提案した「○○△△」があまりにも端的で、少々キツイ印象を与えるものだったから。が、題名を「え?何それ」という内容にすることによって、意外と本文に読み手は興味を持ってくれる。さらには本文が多岐にわたる場合、長々と題名をつけるよりも端的に抽象的にする方がいいこともある。最近の本の題名は、異常に長くて内容を説明しているものが多いが、ロングセラーの小説などは意外と抽象的な「え?なにそれ?」という題名が多い。例えば、中学生の読書感想文で人気の「バッテリー」「カラフル」など。実は、題名を見た時は「え?蓄電器?」「多様性?!」と思ったが・・・。敢えて「野球・・・」「青春の・・・」とつけないところがミソ?!皆に分かりやすく!具体的に・・・というのは本文に関してであって、題名については敢えて制限を外すことも有り。

2016/07/11 14:23

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建設的に

今日は参院選の投開票日。前もっての当選予測が最近はかなりの精度を増しているという。某データでは96パーセント当たるとか・・・・。それでもいくら精度が上がっても100パーセントというのは有り得ない。それは今後の入学試験や就職試験もしかりであり、日ごろは高い合格率をはじき出していても本番でのどんでん返しがないとは限らず、反対に「まぐれで受かった」と言われるような受験生がごく少数だが存在するのも事実。何が言いたいか?入試までは取りあえずまだ半年以上あるので、受かる可能性があると思った以上は、どうやったら確実に受かるかをきちんと考え続けて、落ちるかどうかを一喜一憂するよりも、こうすれば受かるかも?と建設的に考えて実行することが大切。言い換えると…例えば、どうしても国語は苦手という場合、別に100点を目指さなくてもいいのであって、足を引っ張らない程度の合格点を目指すなど。100点を目指そうとするからプレッシャーになり、時間も膨大にかかるが、弱点を克服しつつ合格点を目指す方が建設的。正直言って他の科目と違って国語は満点を取るのは難しい。偉そうに国語を教えてる立場だが、現役中学生時代に国語だけは満点をとれなかった・・・。

2016/07/10 16:07

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諺、慣用句

某中学校では今週末に国語の宿題で「諺」「慣用句」プリントが出ている。「辞書で調べたくても書き出しが空欄になっているものなどは無理~!」と頭を抱え、「諺や慣用句なんて大嫌い!」と大騒ぎする生徒を横目に・・・・自分自身としては「諺」「慣用句」は大好き~と内心でつぶやいた。理由は、言い回しに優しさを感じるから。特に日本の諺や慣用句は「たとえ」を使うことによってダイレクトな表現を避けてることが大半なため、優しさ(曖昧さ)がありキツイイメージが薄れるように感じる。それは英語の慣用句を比べてみると一目瞭然。例えば「覆水盆に返らず(取り返しがつかないこと)」と似たような諺が英語でもある。"It  is  no  crying  over  spilt  milk."[こぼれたミルクのことを嘆いても無駄である]。「蓼食う虫も好き好き(人の好みはさまざまである)」と似たような英語の諺は"There  is  no  accounting  for  taste."[人の味覚、好みは説明できない]。文化が違うから完全に同じ意味ではないということを考慮しても英語の諺を訳すと「無駄である」「出来ない」といった強い否定が目に飛び込んでくるような気がする。まあ、あくまで個人的意見であって、それこそ「諺」「慣用句」を好きか嫌いかは人それぞれ「蓼食う虫も好き好き」状態。ただし・・・宿題で出るということは今後の試験に出る確率が高いので、目の前の生徒の宿題を手伝って完成させたことは言うまでもなく、試験前には覚えるよう伝える予定。

2016/07/09 03:58

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年に一度の・・・

昨日は7月7日、七夕!晴天だったので無事に彦星様と織姫様が年に一度の逢瀬を果たせたかな~などと星空を見上げながら妄想。とはいえ、北海道の七夕は旧暦を採用するため一か月遅れの8月7日だとか・・・。となるともしも7月が雨で年に一度の逢瀬が出来なくてもチャンスがまだある?さて、年に一度のこの時期の楽しみと言えば中学生達の書く「意見文」。本人たちにとっては「楽しみ」どころか「最も大変な課題の一つ」だろうが、国語塾の主催者としては、最近の中学生はどんなことを考えているか?を知る最高のチャンス。「へーっ?そんなこと考えているんだ~」「着眼点が面白い」という意見文が例年続出する。この仕事をしているからこそ「今の」中学生のことを知ることが出来、本当に彼らにはいろんな意味で感謝している。と同時に「今も昔も意外と変わらないなあ」と安心することも。発想力豊かでナイスガイのT君が「先生、中学生を可愛い~って言うけれど、もしも反抗期の中学生が来たらどうします?それでも可愛いですか?」という素朴な疑問を投げかけてきたが、心配ご無用。そもそもが反抗期真っただ中のとんでもない?!中学生が、小さな小さな秘密結社のような国語塾を見つけて、そこで頑張ってみようなどという気持ちを起こさないだろうから。さて自分にとっての「楽しみ」、彼らにとっての「大変な課題」を通して少しでも「考える力」「文章力」を養うべくしてしばらくはお互いに奮闘予定。

2016/07/08 11:11

ゆかぽん

秘密結社に出会えて、私たち親子は幸せで~す。\(^o^)/\(^o^)/

2016/7/8 19:18 返信

スポット@めむr国語専門塾

涙が出る程、嬉しいコメントありがとうございます!開塾当初から支えて下さり、ただただ感謝しかありません!!!いつも幸せを分けてもらっています。今後とも宜しくお願い致します。

2016/7/9 03:40 返信

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社交辞令

【先週の生徒との会話】(生徒)「先生、オレンジっていう映画(現在DVD)ぜひおすすめ!泣けますよ~~~!主演の山崎賢人って超かっこいいし」(自分)「そうなんだ~、分かった。じゃあ、早速DVDを借りてきて観るね」。【今週】(生徒)「先生、オレンジ観ました?」(自分)「観たよ!すごくよかった!」(しばらく会話が続く)(生徒)「え?先生、本当に観たんですね?!」(自分)「は?」(生徒)「てっきり、本当は観てないけれどユーチューブなどであらすじを仕入れて話を合わせてるのかと思った」(自分)「・・・・(社交辞令だと思われていたのか・・・)」。この一件で生徒から信頼してもらえたかな?と良いように解釈している。基本的に生徒との約束は必ず守る主義である。出来ない、気がのらない時は「考えておくね。ちなみに大人にとって『考えておく』は否定の意味だよ」と常日頃から言っている。さて、正直言って「本音」と「建て前」を見極めるのは難しく、日本人が「また遊びに来てください」と外国人に言ったところ、実際に突然に遊びに来られてびっくりした「まさか本当に来るとは・・・」という話はよくあること。相手からの厚意をすべて疑ってかかり、社交辞令と判断するのはもったいないが、ある程度は疑ってかかることも将来的にはかなり必要か。ある程度、疑うことを心がけておかないと昨日ブログで紹介したように「殺し文句」にコロッと騙されることになるから。

2016/07/07 13:37

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殺し文句

「悪(ワル)の殺し文句」(向谷匡史著)という新刊文庫を最近面白く読んでいる。読み進めていくうちに「あるある~~、昔、上司がまさにこの殺し文句を使って部下たちを手なずけてたんだよね~~~」という場面が多く、笑えるというか懐かしいというか。「殺し文句を使う人間が優れた演技力を持っていればいる程、騙されるんだよね~」と楽しく読んでいる。と同時に改めて気付いたことがある。それは、「書く力」と「話す力」は全く別物だということ。意見文などでは「相手を説得させるため」に論理的に書く必要があるが、日常会話において何でもかんでも「論理的に」すると「空気を読め」「鬱陶しい」となる。例えば、「僕の理想の女性は優しくて気立てが良くて背が低い、ぽっちゃり形の女性です。そして目の前にいる貴女はとても親切で、身長が成人女性の平均身長より2センチ低い、その身長に対して体重はおそらく○キロぐらいで・・・つまりBMIは標準値より上で、まさに僕の理想で・・・」などと口走ろうものなら最後まで言い終わらないうちに女性に思い切り嫌われるのがオチ。また、話す時は目の前に人がいるので「主語」「述語」といった文の組み立てはあまり意識しなくても意思疎通が出来るが、書くとなると、文の組み立てを意識しないことには相手に伝わらない。では、どちらが難しいか?個人的には「話す」方が難しい。なぜなら「書く」ことは時間をかけて推敲、書き直しが出来るが「話す」ことは一度口に出してしまったら修正が出来ない、言葉を一生懸命選びすぎると沈黙が続き場の雰囲気が悪くなることもあり・・・・。気の利いた「殺し文句」を言えるようになりたいものだ。(ちなみに今回の本を実行することはかなりの難関、逆に相手の手口を知るおかげで騙されないようにという心構えが出来た。)

2016/07/06 12:12

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自分に正直に

早いもので?気がつくともう7月!今月下旬からは待ちに待った「夏休み~」と暢気に構えていられるのは小学校、(事情を知らない)中学一年生ぐらいで・・・。十勝の大半の中学校では夏休み課題として①意見文、主張文②読書感想文③作文、のうちすべて、あるいは①②が課されるところが多く、大半の学生たちが初年度は8月になってから焦る。でも2年目、3年目となると心得たもので・・・早い子だと6月下旬から課題に取り組んでいる。さて、①意見文②読書感想文についてだが、基本的には「自分に正直に」なることが大切。心にも思っていない理想的な模範解答を書こうとしても必ず行き詰り、読み手にもそれが伝わってしまうから。それを示すエピソードをここで一つ紹介する。「宿泊学習」についての作文を書くことになった中学2年生。本音としては真夜中の宴会が楽しかったのだが、さすがに「宿泊学習」の趣旨からは完全にずれているため、そのテーマは却下(ここまではOK)。結局、無難な?!「オリエンテーリング」について書くことに。本人の中では「暑い中、長時間長距離歩いてしんどかった」というのが本音だが、建前として「グループで協力することを学んだ」「時間を守る大切さを学んだ」という理想的な文を書こうとしたのだが・・・・。頭では分かっていても、心では納得していないので全く筆が進まない!!!!!しばらく、時間を空けてから(頭を冷やしてから)テーマを「キャンプファイヤー」に変更。するとスムーズに筆が進み無事に提出したとか。本題に戻るが、嘘をつく(建前で述べる)ことが得意なタイプは、いわゆるカッコイイ、理想的な?!受け狙いの課題、本を選べばいいが、そうでないタイプはとにかく「自分に正直に」を意識して課題を選ぶこと。

2016/07/05 13:30

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行動2

先日「行動」についてブログに書いたら…偶然にも?今朝、届いたメルマガでも「行動」について紹介されていた。かいつまんで言うと、超ベストセラー本「バカの壁」(養老孟司著)の中で、行動までのプロセスを次のように紹介されているという。五感(入力)→脳(情報処理)→行動(出力)①五感を通じて様々な情報が入力される②入力された情報は脳というブラックホールの中で処理される③行動(骨格筋の運動)として出力される、というのだ。成程、行動を起こすためには三段階のハードルがあるので、②まで行くのだが、残念ながらそこでストップしてしまう人が多いと納得。安全性を考える(いわゆる「石橋をたたいて渡る」)ことは大切だが、「気づいた」だけで「動かない」のは何もやっていないのと同じ。心理学の分野ではまず「気づく」ことが重視されるが、「気づい」た後に行動をとらなくては成果を出すのは難しい。勉強について言うならば五感(授業を聞く)⇒脳(新しい情報を入力、「あ、成程」と気づく)⇒行動(自分で解く)ことが大切。実際にやってみると分かるが、五感や脳は受動的作業だが行動は能動的な作業で、自分自身に対する負担や負荷はかなりのもの。だからこそ、それをクリアしたときの成果は大きい。ちなみに人にばかり言って、自分が行動しないわけにはいかない!とばかりに、最近は真面目に「勉強会」に参加したり、仕事に生かすための技術を磨くべく勉強を秋から始める予定。お互いにファイト。

2016/07/04 14:05

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型にあてはめる

文章には「型」「書き方」があり、それをしっかりと覚えて守ることが大切だと常日頃から言っている。逆に心情表現などは自分独自の方が面白味が出てよいが。「型」を守ることによって①読み手に伝わる文章になる②書いているうちに論拠がずれる…ということを防げる、という2点が大きな理由。②に関しては「型」を守っているつもりでも意外とずれてしまっているということがしばしば。生徒には迷わずツッコミを入れて喜ばれている(嫌がられる)。さらには実は③「型」をしっかりと身につけることによって論説、説明文に対しての理解が大幅アップする。国語の問いで扱われている文章は「国語用」に書かれたものではなく一般書からの抜粋がほとんど。小説以外は、きっちりと「型」にはまった文章が世の中には多い。つまり、プロと呼ばれる作家は「型」を守っているのである。その証拠を示すためにあらゆるジャンルの本の一部をコピーして「キーワード」を生徒に見つけさせ、「型」に当てはまっていることを示すことがある。今月から中学生クラスは「意見文」に取り組んでいるので、一週目は「型」にはまった文章の見本を数種類配布、その後自分で200字ほどで型にはめる文章に挑戦。さて、配布した資料のうちの一枚を見て、ある生徒が「え?先生、こんな本読んでるの?コレステロール?!治療?!」と怪訝そうな表情。正直言って具体的な難しい箇所はきちんと読んではいない。が、「型」にはまった文章なのでどこが序論、結論かが一瞬で分かり作者の言いたいことは把握している。つまり、「型」を覚えることによってとりあえず作者の言いたいことは一瞬で分かる、いわゆる「速読」に近い能力が身につく。

2016/07/03 14:48

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行動

「特定の集団の中で成功するのは常に10%以下の人たちである」という話を某分野のプロから伺った。では、その10%未満に入るためにはどうするか?なぜこんなに成功率が低いのか?答えは簡単で、成功するためには「行動する」ことなのだが、90%以下の人たちが行動を起こさないというのである。行動を起こすためにはリスク、恐れ、などがあり躊躇してしまい行動を起こしたつもりでも今までの自分の癖などが出てきてしまう。ただ、基本的に他塾を含めて国語塾に行こう、と頑張ってるということは「通塾する」という行動をエイヤッと起こしたことになるのでまずは成功への第一歩か?!次にはそこで学んだことを少しずつ少しずつでいいので実行「行動」することが先への成功につながる・・・。とはいえ、無意識に自己流になってしまうのが人間。教育産業というのは知識を教えること+うまくいかなかった自己流を指摘、根気よく訂正していくという役目もあるだろう。さて、先日、今後の方針について保護者に提案をしていたところ・・・・早速に行動し、その途端にあれよあれよとタイミングよくスムーズに物事が進み始めたという報告を受けた。ホッ!まずは第一歩。

2016/07/02 09:37

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