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小さな国語塾のつぶやき

素直

成績が伸びるかどうかの決め手は・・・「勉強量?問題集のよしあし?相性の合う先生?」。むろんどれも一つの要素にはなるが、決定的なのは「素直」かどうかである。学校の先生、塾の先生、家庭教師の先生すべてが生徒のことを考えて一生懸命指導しており、もしかするとそれぞれの指導法が違うかもしれない。たとえば、一人の先生は「書いて覚えろ」、別の先生は「ひたすら問題を解いて覚える」と言うかもしれないがとにもかくも自分にあった方法や先生を見極めてとことんついていくことが大切。言い訳ばかりして結局何もしない、あるいはつまみ食い(自分の好きなところだけを都合よくする)のは無駄な勉強法。たとえば塾で「論説」を勉強したとすると、当然「論説」の部分をいくつか宿題に出すのだが。。。。嫌いだからといって全く宿題をせずに「随筆」をたくさん解いたとしても残念ながらあまり成績向上へはつながらない。幸い、今日一緒に勉強する予定の生徒は本当に素直で、さらには学校の先生と指導法が重複することが多いので大助かりで今後の伸びが楽しみである。

 

2014/06/28 12:09

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論理的に伝えること

昨日、早速に読書感想文講座の申し込みを受け、有難いことである。受講希望の生徒は低学年なので「素直な気持ちを書く」を目標として指導予定、それに合わせて資料も作成済み。学年が上がるにつれて理論的にきちんと書く必要が出てくるので指導法、資料が違ってくる。では中学年以降はというと「素直な気持ち」以外にも「本の内容を簡単に紹介」ということも必要となってくるのだが、一歩間違うと感想文ではなく本のあらすじ紹介を延々・・・自分の考えで終始した作文になってしまう。このバランスが難しく、そもそも多くのページ数の物をいかに分かりやすく短く説明するかという訓練が必要になってくる。というわけで通常授業では簡単な「要約」「あらすじ」を説明するという練習を取り入れていく予定。この能力を身につけておくと、お勧め本、お勧め映画、人に伝えたいこと、将来的には仕事の進み具合などの報告をスムーズに伝達できるようになり便利である。

2014/06/27 14:12

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浦島太郎その2

「浦島太郎も毎日筋力トレーニングをしていたら、30歳と1カ月の年齢で竜宮城から帰れたかも」(6月26日付 朝日新聞 鹿屋体育大学長 福永哲夫さん)という書き出しの記事を見つけ、面白いのでここで紹介する。水中は宇宙の無重力状態と似ており、本来ならば、太ももの前の筋肉が加齢の影響で1年に1パーセントずつ減るところが、無重力環境では1日に1パーセント減るという。浦島太郎は30歳で1ヶ月間、海の中の竜宮城にいたとすると、戻ったときには60歳何に衰えていたという計算になる。水中では筋力が衰えるのが速いことを昔の人が知っていたかどうかは不明だが、たかがおとぎ話とあなどることなかれ、いろんな教訓のみならず興味深い事実が隠されていることも?!勉強だから・・・・テストだから・・・としぶしぶ読まされる文章にも時々面白いことが書いてある。少しでも興味のある文章の抜粋に出会ったらぜひ本を借りるなどして全文を読むことをお勧めする。

2014/06/26 11:10

ヒデ@マニュ

私は、浦島太郎はUFOに乗ったんだと信じてます。詳しい話は、次お会いしたときにでも(^ ^)

2014/7/6 00:15 返信

スポット@めむr国語専門塾

コメントありがとうございます!!!聞きたいです~~、楽しみにしています!!!

2014/7/6 01:03 返信

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由来

もうすぐ7月・・・7月になると北海道のメロンが出回る時期だが、今は九州や茨城産が主流。さて、茨城の主流のメロンといえば「アンデスメロン」だが名前の由来は「アンデス山脈」とは全く関係ない。当初の「あんしんですメロン」から「しん」を取り「あんですメロン」と名付けられたらしい。さて、作家は本名ではなくペンネームを使っているというパターンが多く、代表的な人を一人。明治時代の作家、二葉停四迷(本名、長谷川辰之助)。筆名の由来は、処女作『浮雲』に対する卑下、特に坪内逍遥の名を借りて出版したことに対して、自身を「くたばってしまえ」と罵ったことによる。今も昔も、社名、食べ物、物、人・・・の名前にはそれぞれの思い入れがあり興味深いなあと思う今日この頃。

2014/06/24 09:46

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ありきたりの感想

中学2年生のT君のコメント「学校の先生に『読書感想文は丁寧な字で書くこと!ありきたりのことを書かない!』と言われたよ」。それに対して「まさにその通り!字はともかくとして、ありきたりのことは書かないのは鉄則」と返答するとかなり困った様子のT君。正直言って「泣ける本」や話題の本は主題がはっきりしているので書きやすいといえば書きやすい。「命を大切にしたい」「主人公の頑張りはすごい、自分だったらここまでは頑張れない」などと書くことが多いが・・・内容はありきたりになりやすい。書きやすい本で、あきりたりの内容にならないというのは、ある意味「矛盾」というか「無理が生じる」。結局はあまり深く考えすぎずに、自分にとって読みやすい本、興味のある内容の本、好きな本を選ぶのが一番自然な選択か。

 

 

 

 

2014/06/23 03:49

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上手な文章を書くためには

兵庫県在住の姪(中学2年生)から新聞作文コンクール学内選考で入賞したという連絡が入った。GW中に添削した作品だったので、お礼のメールだったのだが・・・・彼女の名誉のためにも書くが、文章を少し手直ししただけでほとんどは自力で仕上げた作品で、お世辞抜きで素晴らしい出来。彼女は何日もかかって資料を集め、メモ書きをして・・・という地道な努力をしていたことをここに書いておく。何が言いたいかというと「上手な文章」を書くためには①地道な努力②推敲の二点は絶対必要条件だということ。②の推敲に関しては、自分で何度もチェックすること、専門家でなくても親兄弟でもいいので客観的な視点で見てもらう機会を作ると文章力アップにつながる。

2014/06/22 04:08

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生徒に教えられたこと

一応、生徒に教えるという仕事をしているが逆に生徒からたくさんのことを教えられることが多い。先日では文字通り「生徒から教えてもらった」ことが二つある。一つは昔話の代表格である「浦島太郎」の結末。太郎は最後に玉手箱をあけてしまい、おじいさんになったが結末だと思っていたのだが・・・。なんと鶴になって亀の化身である乙姫様と結婚して末永く暮らしたとか。そういう逸話も残ってるんだと知りびっくりするやら、なるほど「鶴と亀」「鶴千年亀万年」というし・・・と妙に納得。二つ目は、精神科医であり歌人でもあった斎藤茂吉の妻の輝子は「猛女」と呼ばれていたということ。茂吉の息子である茂太(精神科医、作家)のエッセイで輝子が個性的な性格だったというとは知っていたが「猛女」という異名を持つとは・・・。ちなみに茂吉の孫であり北杜夫の娘である、斎藤由香は「猛女とよばれば淑女」というエッセイ集を出しているので、近々読んでみようと思う。生徒のおかげで本当に勉強になる日々。

2014/06/21 02:58

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言い換えの「言葉」

日本では昔から「丸い卵も切りようで四角、物も言いようで角が立つ」と言い、同じ内容を伝えるにしても相手を傷つけないような言い方を探すことが美徳とされている。結果として奥歯に物がはさまったような言い方になってしまうことはあるが、言い換えることが文化として根付いていることは確か。たとえば、芥川龍之介が将来の妻、文子さんにあてて書いたラブレターには文中に一度も「好きです」「愛しています」の類の言葉が出て来ないにもかかわらず狂おしいほどの想いが伝わってくる。「唯まあ会って、いっしょにいたいのです」などなど。つまり、ある言葉は何を言い換えているのかを国語の読解ではもちろんのこと日常生活においても見極めることが大切。ただし、全く同値ではない「言い換え」が横行している場合もあるので日常会話においては相手の表情や態度を考慮することも大切。有名な言葉としては「考えておく」で、関西では「断り」の意だが、関東では言葉通り「前向きに検討」という意で使われることが多い。ちなみに関西出身の自分自身に関して言えば100パーセント「断り」の意思表示として使っている。

2014/06/20 02:15

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関数

「関数」というと中学生はもちろん高校生にとって好き嫌い(得意不得意)がはっきりと二極化する単元。確かに関数はの深い世界だが、その基礎は決して難しくない。簡単な解き方のコツなどはここでは割愛するが、そもそも「関数」というのは当て字であり本来は「函数」という漢字を使っていた。しかしこの「函」の字が当用漢字でなくなったことから「関数」と書くようになった。「函」は「手紙を投函する」などの時に使う字で「箱」という意味である(「函館」と書いて「はこだて」と読むし)。つまり「函数」とは「箱の数」という意味になる。ここで言う箱には「入口」と「出口」があり入口にある数字を入れると、出口から何かしらの数字が出てくる仕組みで、ここには一定のルールが存在する。本来の意味を知った上で取り組むとイメージがわきやすく、やる気も起こるかも?!

 

 

2014/06/19 02:26

ゆかぽん

素晴らしい!理解しやすいですね。またまた、お役だち情報ですね。中学生の娘に教えてあげよう。\(^o^)/

2014/6/19 10:09 返信

スポット@めむr国語専門塾

嬉しいコメントありがとうございます。あらゆる教科の基礎は「国語力」だと信じて、独断と偏見を書いており・・・・コメントをいただけると本当にうれしいです。

2014/6/19 12:20 返信

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掛詞

梅雨がないはずの北海道だが、ここ1週間以上の長雨が続いている。さて「長雨」といえば、古文では掛詞として覚えておく必要がある。掛詞とは一つの言葉に対して二つ以上の意味をこめて表現することであり、「ながめ」とくれば「長雨」と「眺め(物思いにふける)」という二つの意味がある。有名な歌としては小野小町の「花の色は うつりにけりな いたずらに わがみよにふる ながめせしまに」がある。意味は「長雨が降り続いている間に、桜の花は盛りを過ぎ、すっかり色あせてしまいました。思えば、わたくしもこの花のように、恋の悩みなどの物思いをしている間にすっかり色あせて、年を取ってしまいました・・・・」ふる=「降る」と「経る(月日が経つ)」も掛詞。

 

2014/06/18 03:18

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