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小さな国語塾のつぶやき

推敲

読書感想文、意見文、作文を仕上げるにあたっては必ず「推敲」(読み直し、見直し)が必要であり、できるならば書いた本人以外に見てもらうのがベストということは以前に書いた。今日は推敲する立場で気をつけることを述べてみる。身内(子供や兄弟姉妹)が書いたものを読むと、誤字脱字、文章のつながりをチェックするのみならず、ついつい内容にもチェックを入れたくなるのが人情。特に、親の立場だと「もっとこう書けばいいのに・・・」「え?こんなこと書いていいの?」などなどいろんな想いがわき出てくる。が、が、基本的には内容にはあまりこだわらないように・・・。というのが、あくまで「その学年、その年齢」の考えや感想を書くべきものであり、審査する側としても「上手な文、理想的な内容」を求めてるわけではない。本人らしさが文章に表れているかを重視するのである。

2014/08/08 10:38

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副産物

発熱時はもちろんのこと、猛暑の続く本州では暑さ対策に「冷却シート」が人気だとか。「冷却シート」といえば「小林製薬の『熱さまシート』「ライオンの『冷えピタ』」「久光製薬の『デコデコクール』」などがメジャー。昔はタオルを冷やしておでこにのせて、10分もすればすぐにタオルを交換して・・・という状況が「冷却シート」の登場で本当に便利になった。そもそも、この「冷却シート」は1993年4月に、兵区庫県にあるダイヤ製薬が世界初の貼付型「冷却シート(貼る氷のう)」として開発したという。はがれない湿布を開発しているときに、副産物として冷却効果のついたシートが生まれたとか。つまり、最初から「冷却シート」を開発していたわけではなかったらしい。ちなみに自分自身も最初から「国語塾」をやろうとしてたわけではなく・・・・ある目的、出来事の副産物として開塾するという流れに。詳細を知りたい方は個人的にご一報を?!
 

2014/08/07 00:17

ゆかぽん

めちゃくちゃ気になります~。\(^o^)/

2014/8/7 19:37 返信

スポット@めむr国語専門塾

コメントありがとうございます。興味を持っていただき嬉しい半面、なーんだと幻滅させてしまうかも?!

2014/8/8 10:39 返信

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「こころ」

夏目漱石の代表作「こころ」は、1914年4月から8月にかけて朝日新聞紙上に掲載された。名作の誕生から100年になるのを記念し、連載開始のちょうど100年後にあたる4月20日から、朝日新聞での連載が始まった。と同時に著名な作家などなどの「こころ」についての解説も連日のように新聞に掲載されている。「こころ」を高校時代に初めて読んだものの、どうしても理解できず今もそれは変わらず、連日の解説を読んでもやはり分からなかったのだが・・・。7月30日付の朝日新聞で精神科医の高橋正夫氏が次のようの述べている。「親友Kの自殺から何年もたって先生が自殺するのは、先生がPTSD(心的外傷後ストレス障害)だと考えると理解しやすい」と。これを読んで初めて、「こころ」に対するモヤモヤした違和感がすーっとなくなっていくような気分。文学を文学的に突き詰めていくよりも、別の視点からとらえるというのは興味深い。

2014/08/06 02:10

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多角的視点

塾の夏期講習に通いづめでへとへとだった中学3年生のころ。塾の先生が「僕は睡眠時間4時間で頑張ってます」とおっしゃったときに「え~。そんなに大変なの?授業数も日ごろと比べるとそんなに増えてなさそうなのに・・・。」と生意気なことを思ったのは今となっては懐かしいエピソード。自分が逆の立場になってみると、周りからは分かりづらい大変さがあることを実感。若いうちはどうしても自分の尺度で物事を見てしまいがちだが、あらゆる視点から物ごとを見ることが大切。ちょくちょく書いているが、国語長文においては「対比」が盛り込まれていることが多く、また自分で文章を書く場合は「対比」させることが重要。きっかけは「受験」対策の国語として「対比」を覚えるとしても、多角的視点を持つことは将来必ず役立つこと間違いない。

 

2014/08/05 03:26

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「正確」な文章

中学生向けのワークに「正確」な文章書くことは、うまい「文章」を書くことよりも大変という趣旨の文章があった。そう言い切るだけのことあって、その長文自体は主張したいことをキーワードにしたり、同じ表現を何度も使うことによって読者に訴えていた。なるほど、いわゆる感動を与えるような?「うまい」文章は修飾語とたくさんつけるなどといった工夫をすればいいが、「正確」な文章というのは本当に難しい。電話などのようにダイレクトに言葉で伝えるよりも、文章にあらわしたのだから当然伝わるだろうと思うのは大間違い。自分自身、数えきれないぐらいの苦い経験がある。「正確」に伝えることを意識してしすぎることはない。

2014/08/04 11:10

ヒデ@マニュ

理工系の学会論文は「正確」な文章を求められますよね。何回書き直したかわかりません。それでも教授に重箱の隅をつつくような指摘をされ、イラっとしたのを思い出しました。
当時は「重箱の隅」に思えていのですが、後々その重要さが分かるようになり、今は感謝しています(^-^)

2014/8/4 11:37 返信

スポット@めむr国語専門塾

本当に素敵なコメントありがとうございます。おっしゃるとおりですね!理工系の学会論文では「あいまいさ」はタブーでしょうから。「あいまいさ」は日本人特有の美点ですが、伝える技術としては「正確」さは不可欠ですね。

2014/8/5 03:07 返信

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60~70パーセント

『論語』にある孔子の言葉に、「辞は達するのみ」という一節がある。これは「文章は、意味が伝わりさえすればそれでいい」という意味で、考えが相手に伝わることが何よりも大切で、形ではない。必ずしも美し文章や書式、完璧な文法である必要はないということである。最近、夏休み課題である「意見文」「作文」の指導が多くなっているが、まずは最低限の準備をしたら、とにかく原稿用紙に書いてみること。100パーセントの完成度を求めがちであるが、最初は60パーセントの出来でよい。それを80~90パーセントの上げるためのお手伝いをさせてもらっているという感じ。文章に限らず、どんな課題でもあれやこれやと考えすぎて足踏みするよりはまずは60~70パーセントを目標に、それから徐々に完成度を上げていく工夫をするのが勉強の効率化をはかることになる。

 

2014/08/03 07:32

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低学年

「た、楽しい・・・楽しすぎる」というのが、昨日から始まった低学年対象の「読書感想文講座」である。知人の息子さん、姪、甥の3人というメンバーなのできっと和気あいあいと楽しいだろうとは想像していたのだが、問題は・・・・学年が低く読書感想文を書くのは初めてで不安がるかも?ということだけであったが、それは全くの杞憂に終わった。3人とも子供らしい素直な発想で文を作り、2年生の女の子が1年生の男の子二人をリードするような形で進行。十数年以上前に低学年対象の指導をしたときにはこちらの技術も未熟、やる気のあるなしにかかわらずお教室に入会している彼らという関係で、当然うまくいくはずもなく悲惨だったことがあるが、今回は逆。親がとっても常識のあるタイプ、子供たちもとってもやる気があるという状態だったので最高であった。手ごたえを感じたので、2名以上希望者があれば毎週木曜日午後4時から低学年クラスを開講しようと、調子にのって決めた次第である。興味があり、やる気(子供自身の)のある方はご一報を。

2014/08/01 07:16

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反論に対する反論

小中学生の夏休みが始まり、「読書感想文」「意見文」「人権作文」などの指導で忙しい毎日。どれもこれも「文章」をたくさん書く必要がある・・・には違いないのだが、「意見文」に関しては自分の主張、反論、反論に対する反論というのが一般的なパターン。この、反論に対する反論が難しいのである。例えば、自分の意見として「制服反対」と述べたとする、それに対して「制服がなければ風紀が乱れる、経済的余裕などがない人にとっては私服はきつい」などなどいくらでも反論が考えられる。それに対して反論しなくてはならないのだが・・・。いまいち思いつかないという場合にとっておき秘策。ダイレクトに反論するのではなくほかの具体例を用いて反論に対する反論の用例を考えればよい。たとえば、剛健なプロレスラーとまともに戦おうとするとあっという間に投げ飛ばされる。が、極端な話「落とし穴を作って、そこのはまるように仕向ける」と違った視点からの作戦を立てると、とりあえず相手は降参する?!詳細は授業で。

2014/07/31 02:33

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ホラ貝

「私の日常、変わることはない」・・・・。先日直木賞を受賞した黒川博行氏のコメント、カッコよすぎる!と一人で興奮している。早ければ数年後には自分自身も言ってみたい、いや必ず言うと決めた言葉である。自分が直木賞を受賞するのではなく「直木賞作家を輩出した小さな小さな国語塾」代表としてインタビューを受ける予定(笑)。ホラ吹きと言われようがなんだろうが夢があるから頑張れる。将来の作家の卵、大募集中!さて、ホラ吹きの「ホラ」は漢字で「法螺」と書き、法螺貝に細工をした吹奏楽器のこと。 「法螺貝」は、山伏が山中での連絡や獣除けに用いたり、軍陣が進退の合図に使用されたもので、見た目以上に大きな音が出る。 そこから、予想外に大儲けをすることを「ほら」と言うようになり、さらには大きなことを言う人のことを「ホラ吹き」呼ぶようになったとか。見た目以上に大きな音・・・小さな小さな塾から大きなニュースが生まれると素敵では?!

2014/07/30 02:04

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言い換え

第151回芥川龍之介賞、直木三十五賞の選考委員会が平成26年7月17日(木)午後5時より築地・新喜楽で開催され、柴崎友香さん「春の庭」が芥川賞、 黒川博行さん「破門」が直木賞授賞。 ところで、芥川賞と直木賞との違い、境界線は一般にはわかりづらい。一般的に芥川賞は純文学、直木賞は大衆作品といわれるが、やはりいまいちわからない。直木賞審査員の阿刀田高氏は次のように述べている。「芥川賞は作品主義、直木賞が作家主義芥川賞が点ならば、直木賞は線です。直木賞は刊行化された小説、芥川賞は雑誌に掲載されたものが主です」。阿刀田氏は「比喩(たとえ)」や言い換えを用いて説明してくれているのでようやく分かった。つまり名文には必ず「言い換え」が複数あるでチェックすること。また逆に自分の意見などを文章に書いて伝えたいときは、あの手この手で表現を変えつつ何度も主張することを忘れずに。

2014/07/29 02:40

ヒデ@マニュ

最近このブログを「天声人語」のように読んでます。道産子なので、天声人語より「卓上四季(北海道新聞)」の方が馴染みがありますが…。いずれにしても、社説を読む感覚で読ませていただいています(^-^)...理数系で国語には苦手意識のある私ですが、「言い換え」は得意な気がしているので意識してみます☆

2014/7/29 15:12 返信

スポット@めむr国語専門塾

嬉しすぎるコメント!!!本当にありがとうございます。恐れ多くも「天声人語」にたとえて下さるとは、身に余る光栄。高校時代から「天声人語」のファンで文庫本まで買って愛読していました。むろん今も・・・。さて、ヒデ@マニュさんは「言い換え」、お上手だと想像します。

2014/7/30 02:02 返信

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