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小さな国語塾のつぶやき

由来

「馬鹿」「馬の耳に念仏」「どこの馬の骨ともわからない」といったように「馬」について言い回しは、あまりよくない意味で使われるものが数多くある。むろん、「馬力」といったように良い意味で使われる場合もあるが・・・。いずれにせよ言い回しに使われるということは馬がそれだけ人間にとって身近な動物であったと言える。馬はとってもとっても賢い動物だということを肌で感じている自身にとってはよくない意味で使われるのはあまりいい気はせず、ましてや「馬鹿」だなんてとんでもない!と思ってしまう。さて、では一体なぜ「馬鹿」と使われるのか?当て字という説もあれば、次のような説もある。秦(昔の中国)の趙高が二世皇帝に鹿を「馬である」といって献上した。群臣は趙高の権勢を恐れて「馬」と答えたが、「鹿」と答えたものは殺された。そこから自分の権勢をよいことに矛盾したことを押し通す意味として「馬鹿」というようになったらしい。由来を調べてみると色々と面白い発見がある。

 

 

 

 

 

2014/09/08 12:48

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名作文学

ん十年前、高校入試に向けて必死になって名作文学の冒頭部分とあらすじを覚え、おかげで本番の試験でドンピシャ!無事に合格したわけだが・・・。試験に出るからというのはもちろんのこと、日本人として文学について知っておいて損はない。最近では書店に行けば名作のあらすじを紹介した本などが多数置いてある(昔は国語便覧という資料集しかなかったが)。中でもお勧めは「日本の名作文学案内」(集英社)。あらすじを文章、漫画の両方で紹介してあり分かりやすい。また、それが本当によくまとまっているのである。さらには、冒頭部がきちんと紹介されているという理由からお勧めする。←決して集英社のまわし者ではないことをここに記載しておく。本来ならば一冊ずつ原本を読むのが理想なのだが、そこに費やすべく時間と労力を考えると・・・・。まずは最低限の知識を入れてから、気に入った作品があれば原本を読めばいいと思う。

 

2014/09/08 11:22

ヒデ@マニュ

漫画にもなってるんですね!!?オトナの教養として文学知識はもっていたいなぁと思ってもなかなか手が出ず…。
落語で似たようなものあればそちらも興味あります!

2014/9/8 10:51 返信

スポット@めむr国語専門塾

コメントありがとうございます。落語で似たようなもの・・・探してみます!!お勧めがあれば、ブログで紹介しますね~。

2014/9/8 11:25 返信

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比喩表現

今週の小学生クラスでは「詩」の鑑賞の演習を行ったが、どのクラスもかなり苦戦していた。「詩」は見た目は短い文章なので簡単そうに見えるが実はとっても難しい。なぜなら、短い表現の中に作者の思いが詰まっており、作者の独断と偏見で?人でないものを人のようにたとえて表現してあったりするからである。つまり、「詩」を理解しようするならば特に「言い換え」に着目すればよいのだが・・・。普通の文章と違い接続語があるわけでもなく「言い換え」をを探すのもまた一苦労。では、どうするか?「詩」の特徴を逆手にとればよい、「詩」は反復や似たような表現が多いので、そこに着目してキーワードを見つけてチェックするなどなど。具体的な演習は次回も引き続きする予定。がんばれ生徒諸君!

 

 

 

 

2014/09/06 08:43

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遺伝か努力か?

頭の良し悪しを決めるのは何パーセントかは遺伝が関係する。それは動かしがたい事実であるが、かといっていわゆる「頭の良い遺伝子」を持っていたとしても努力しなければ折角の遺伝子を生かすことはできない。かれこれ10年以上前になるが一卵性双生児(遺伝的には全く同じとされる双子)の妹(当時中学3年生)を家庭教師したことがある。姉妹は見た目はもちろん、病気になる時期、期間、さらには別の場所で作った工作のデザインがほぼ一緒・・・・といった具合に「さすが、一卵性!」といえるエピソードがたくさんあった。が、長年の学校生活においてクラスメート、担任といった環境が違ったため性格は若干違っていた。姉の方は一言で言うととにかくまじめな努力家で勉強一色、妹の方は破天荒な部分があり友人も多いタイプで勉強と遊びの両方を頑張るタイプであった。ここまで書くと想像がつくだろうが・・・・、当然成績は姉の方が上で、高校のランクも違った。何が言いたいか?!良い結果を出すためには「たゆまぬ努力」が一番重要だということ。「自分は・・・・だから」と言い訳する前にまずは努力!

2014/09/05 11:08

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異色

「ピンク点々牧草ロール」というタイトルと鮮やかなピンクの牧草ロールの写真が9月2日付の十勝毎日新聞の一面に掲載された。牧草ロールのラップの色はほとんどが黒や白でピンクは珍しいため、写真を撮り、インターネットなどに載せる人もいるそうだ。今後、いろんな色のラップがお目見えすると楽しいだろうなあとワクワクする、今までになかった異色なので珍しく、製造のコストも当然かかるのだろうが「今は異色・・・がいずれ当たり前」になるといいなあと思う。さて、塾業界に関して言うと英・数がセットあるいは国・英・数がセットで学校の授業に合わせているというパターンが多い。英語に関しては英会話中心の教室というのがある。が、が、が、北海道では「国語」だけの専門塾というはまだまだ少なく十勝に関して言うと・・・・当塾以外は聞いたことがない。首都圏のように「国語専門」の塾が当たり前のように受け入れられて、それぞれの教室が特色を出して切磋琢磨していくという日がくるのが待ち遠しい今日この頃。

2014/09/04 11:28

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読み比べ

読書の楽しみは多々あるが、そのうちの一つが文章から自分で自由に想像しながら現実とは違う世界に入っていけることだと思う。人によってジャンル等の好みは分かれるだろうが、自身としてはノンフィクションに近いものが好きである。なぜなら、内面描写が少ないため、自由に想像できるからである。さて、芥川龍之介は「今昔物語」の説話を題材にして「鼻」「羅生門」「芋粥」等々の名作を残している。今昔物語が内面描写が少なく荒削りの迫力をもつのとは対照的に、こちらは内面描写に重点を置き、普遍的な人間性をシニカルに描き出しており、好みは別として読み比べると面白い。同じテーマを扱った別のものを読み比べるのもまた興味深い。

2014/09/03 13:07

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エッセイ

世の中には文章を書く職業がたくさんあるが、そのうちの一つが「エッセイスト」、有名な人では斎藤由香氏(斎藤茂吉の孫で、北杜夫の娘)がいる。エッセイを書く人・・・となるわけだがいまいちピンとこない人が多いだろう。そもそもエッセイとはなんぞや?エッセイとは「自由な形式で意見、感想などを述べた散文」・・・。この「自由」というのが曲者で、作文や意見文とはどう違うのか?とりあえず文章を書けばそれはエッセイと呼べるのか?と突っ込みたくなる。先日「エッセイ」についてのわかりやす説明文を見つけたのでここで紹介する。「エッセイとは『自分の書きたさ」だけに取り付かれていはいけない。他者が読みたくなるようにの方を優先する』(岸本葉子氏)。」小学校高学年になると「エッセイ(随筆)」を学校で学ぶが、その時には今までの「作文」のように自分に起こったことを延々と書くこより少し進歩して「他人」「読み手」を今まで以上に意識することが大切だろう。

2014/09/02 11:00

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先見の眼

「校舎を7割閉鎖する代ゼミが不動産業で有望視される皮肉」というタイトルで、ヤフーにダイヤモンド編集部が発信したニュースが掲載された。閉鎖する校舎に対する土地活用、テナント希望の申し出の電話が殺到し、その対応に追われている・・・と記事にある。要するに、本業が廃れ、本業以外で収益が上がるのは皮肉だというのだ。が、果たしてそうだろうか?実は25年ほど前に神戸校が新設されたときに「少子化で生徒が減ったときにはビジネスホテルに転換する、だから神戸校は食堂を作らず、ビジネスホテルに改造できるような作りになっている」というかなり信憑性のあるうわさが流れた。巨大な予備校を長年経営してきた立場の人間が、先が読めないとは思えない。つまり世間では代々木ゼミナールは予備校業界では「負け組」とレッテルを貼られているが閉校は完敗とは思えないのである。本当のことは、関係者にしか分からないが一つ言えることは「先見の眼」「判断力」を養うためにも若い時期から沢山本を読んだり、月並みだが・・・学校の勉強をしっかりすることが大事だと思う今日この頃である。

2014/09/01 12:04

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武士の心構え

「武士は食わねど高楊枝」とは、たとえ貧しい境遇にあっても、貧しさを表に出さず気位を高く持って生きるべきだということ。また、やせ我慢することのたとえ。名誉を重んじる武士は、貧しくて食事がとれない時でも満腹を装って爪楊枝を使うことから。「武士に二言はない」とは、武士は信義と面目を重んじるものだから、一度口にしたことばを取り消したり、約束を破るようなことはしないということ。 正直言って、これらの諺が示す心構えに対して若干懐疑的というか「恰好よすぎる」「人間、究極の事態に陥ったらそんな恰好のいいことを言ってられない」などと思っていた。が、「今は昔・・・」の書き出しで始まる「今昔物語集」を読むと武士の心構えというのが、生死をかけて戦いをする人間の間にのみ培われている感性だということが分かる。だからこそ、貴族や現代の人間には若干?理解しがたい部分もある。


 

2014/08/31 09:51

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言語の木

日本には雨に対する呼び名がたくさんある。「霧雨」「にわか雨」「五月雨」「夕立」「通り雨」「ゲリラ豪雨」などといった具合に。雨が多く、四季に恵まれた国土だから日本人は雨に対しての区別がつき、これだけの呼び名が生まれた。では、欧米ではどいうかというと、あちらでは雨は雨でしかない。せいぜい「激しい」「少量」といった程度だろう。また、雪とともに暮らすイヌイットは雪に対する呼び方が幾十もの言葉があると言われている。なぜなら彼らは、雪質や気温や風によって微妙に変わる雪原の見え方、その区別がつくからである。区別がつく・・・・そこから感性の違い、言葉が生まれてくる。感性を磨くには・・・一見、国語とは全く関係なさそうなことでも、とにかく様々な経験を通して意識的に心の中の言語の木に言葉の葉を茂らせることを心がけることか。

2014/08/30 04:02

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