めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
賀詞
新しい年を迎え、ポストに入っている年賀状を見るのが何よりの楽しみ。正直言って年賀状を準備して投函するまではかなりのプレッシャー?なのだが、いただくのは本当に嬉しい。さて、年賀状の挨拶は色々とあり・・・。賀詞の基本は四文字からなるもので「謹賀新年」「恭賀新春」など、謹・恭・敬・頌など相手への敬意と丁寧な気持ちを表す語が入ることで礼儀に適うこととされている。一文字の寿・賀・福・などはただ、めでたいというだけのことで、賀正・新春なども「正月をお祝いします」「新しい春です」というだけで相手に対する敬意に欠けるとされている。でも年賀状ソフトには二文字のものも多く、また既成の年賀状も一文字、二文字のものが多く市販されており、あまり細かいことを気にする必要はないだろう。それよりも、長く逢っていなくて年賀状だけの付き合いになってる人などにちょっとした一言、「お元気ですか」という言葉を入れるという心遣いをすることの方が価値があると思う。
2015/01/04 00:07
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長文を解くコツ
テストの場合、限られた時間に長文を読んで解く必要があるためテスト問題を開いた途端に必死で本文を読み進めたくなる。が、以前にも書いたことがあるが①まずは問いに目を通す。②本文の細部にこだわらずに全体にさーっと目を通す。この2点が大切!すると何度も出てくる言葉(キーワード)がいくつか見つかり、何について書かれている文章なのかがある程度分かる。「日本人」と「西洋人」について、「気象」について、「言語」についてなどなど。また、接続語を入れる問いに関しては空欄前後の二文だけを読み、答えをある程度予測しておくとよい。その時に、前後の文の主語と述語が空欄を挟んで一致するのか、それとも別々なのかをきちんとチェックしておくこと。このブログを読んだだけでは抽象的で分かりづらいと思うが、実際に問題文を目の前にしてやってみると意外と簡単で正答率がアップすることが実感できるだろう。興味がある方はぜひ一緒に勉強しましょう。
2015/01/03 04:22
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神社における言葉遣い
日本語は難しい、なぜならば時と場合や相手によって表現が変わるからである。正月になると初詣に出かける方も多く、その時にお守りなどを手にすることもあるだろう。ちなみに、お守りやお札にはそれぞれ神様が宿っているとされるため「一個」「一枚」ではなく「一体」と数え、商品ではなくあくまで神社側から「お分けする」というスタンスをとる。そのため、言葉遣いが独特で「いらっしゃいませ」→「おめでとうございます」「○点で○○円です」→「○体で○○円お納めください」「○○円お預かりします」→「○○円お受け致します」「ありがとうございました」→「ようこそお参り下さいました」となる。これらの言葉を聞くとなんだか神聖な気分になり、新しい一年を迎えたなあと実感する。
2015/01/02 07:07
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数年ぶりに初詣に行き、お守りを買いました。その際に「良いお参りでした」と言われたのが、なんだか嬉しくて(笑) たぶん昔も言われていたのでしょうが、注意深く聞いていなかったのかな?日本語は難しい、けれど美しい。と外国人が言っていたのを思い出しました。
2015/1/5 17:53 返信
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スポット@めむr国語専門塾 → ミッフィーさんへの返信
コメントありがとうございます。早速に、神社のご挨拶を注意深く聞いて下さったとのこと嬉しいです。本当に日本語はもとより、日本文化は奥が深く、美しいものだと思います。
2015/1/6 13:10 返信
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スポット@めむr国語専門塾 → ヒデ@マニュさんへの返信
素晴らしいコメントありがとうございます。すごいですね~~~、すごすぎます!ぜひあやかりたいものです。
2015/1/8 14:52 返信
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一年の計は元旦にあり
いよいよ2015年の幕開け。「一年の計は元旦にあり」(一年の計は元旦にありとは、計画は早めにしっかりと立てるべきだという戒め。)まず目的やゴールを定めて、そこに至るためにはどうすればいいのか計画を立てなくては迷子になってしまう。自分自身に関して言えば、去年は「計画」通りに行かないことが多く迷ってしまった感がある。今年はブレずに「始めるという流れもあれば辞めるという流れもある。」をモットーに攻めていく予定。講うご期待?!アイデアやリクエストがあればぜひぜひ。少しでもよりよい国語塾にしていきたいという気持ちは昔も今も、そしてこれからも変わらない。今年も皆様の応援よろしくお願い致します。
2015/01/01 09:55
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一年間有難うございました
「本当に一年間、有難うございました。」とっても月並みな出だしだが・・・、一年を振り返って、何を書こうかと思った時に、ただただ皆様に対して感謝の気持ちしか思い浮かばない。塾を開講したのが1年3か月前、ブログを書き始めたのが11か月前・・・とまだまだ駆け出したばかりの塾。にもかかわらず、本当の本当に沢山の方々に支えていただいたおかげで無事に一年を終えることが出来ることは本当に有難い限り。「終わりよければすべてよし。明日からはまた新たな気持ちで、支えて下さっている方々に少しでも恩返しできるよう前向きにまい進していく次第。ご支援のほどよろしくお願いいたします。」
2014/12/31 16:01
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旅は道連れ・・・
勉強とは、結局一人でやるものであり、人に代りにやってもらって覚えてもらって・・・というものではない。そんなことは言われなくても誰でも分かっていることであるが、一人で勉強するとどうしても「不安」「疑問」がぬぐいきれず中断してしまうことがしばしば。「旅は道連れ世は情け」(【意味】旅をするときに道連れがいると心強いように、世の中を渡っていくには人情をもって仲良くやっていくことが大切だということ。)という諺もあるように、何らかのサポートがある方が心強く、またはかどるものである。国語の勉強法が分からずチンプンカンプン、うまく文章を書けないというタイプの方はぜひ一緒にがんばりましょう。基本的に当塾は「去る者は追わず来る者は拒まず」というスタンスをとっている。
2014/12/30 14:28
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夢
睡眠中に毎日のように夢を見ているという自覚があり、しかもいつもチグハグな内容が多い。が、土曜日から日曜日にかけては「それなりに良い夢」だった。起きた直後は内容を覚えていたのだが、誰に話すわけでもないし・・・とメモを取らなかったので今では内容を忘れた。さて、自分自身が小さい頃には「良い夢は人に話さない方がいい」と言われたもので、それはきっと昔話(宇治拾遺物語など)で「夢を買う」という話が語り継がれている影響だろう。良い夢を聞き、その内容に対してお金を払い・・・夢の内容通りに某場所に宝物が!といった話がいくつかある。睡眠中の夢に関しては自分の心の中にそっと留めているのがちょうどいいのかもしれない。が、将来に対する夢はどんどん口に出したほうがいいだろう。というのが「言霊」、言葉には魂がこもっていると昔から考えられているのだから。
2014/12/29 04:05
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てまえ
「手前味噌」とは自分の家で作った味噌の味を自慢することで、自分で自分のことを誇ることである。「手前」とは、自分の手の前①相手のすぐ近くにいる自分という意味で「私」②自分のすぐ近くにいる相手という意味で「あなた」の意味の二人称としても用いる。「手前みそ」の「手前」は自分という意味で使われるが、「あなた」の意味の場合は相手をさげすんだ言葉(「てめえ」などと悪党風に崩した言葉使いをする)として用いるので、日本語の初心者には使用をおすすめできない言葉である。昔は「手前」=「自分」と用いる方が多かったが今は「てめえ」と相手を罵るときに用いられる言葉になっているので要注意。ちなみに茶道の「おてまえ」は「お手前」「お点前」と書く。お茶を点てたり、炉に炭をついだりする所作・作法・様式のことを指していて、頻繁に使われる茶道用語の一つとなっている。いやはや、日本語って本当に難しい。
2014/12/28 14:59
百人一首覚え方
ん十年前に必死で覚えた百人一首だが、見事に忘れてしまっている・・・ので、年末年始に一念発起して覚えなおそうかと思案中。そこで、どうやったら効率的に長く記憶にとどめておくことが出来るかと「連想法」「語呂合わせ法」「同じ語、同じ語句で分類」「季節で分類」などなど様々な覚え方をネットで検索してみた。結果、どれが一番ベスト云々ではなく「自分に合った覚え方をする」のが一番という当たり前の結論に。様々な記憶法を組みあわせて楽しく覚えるのが長く記憶に残るコツか。ちなみに「秋風に たなびく雲の 絶え間より もれ出づる月の 影のさやけさ」「月見れば ちぢに物こそ 悲しけれ わが身ひとつの 秋にはあらねど」この二首に関しては「秋」「月」つながりでロマンチックな?!情景を想像しながら覚えると意外と頭にスッと入るのでは。
2014/12/27 16:58
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コメントありがとうございます。おおっ、下の句を覚えてらっしゃるとはさすがは道産子ですね!!!「久方の光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ」という句で、「ひさかたの」という枕詞があるためにこの句はよく試験に出ます。
2014/12/29 04:07 返信
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数字語呂合わせ
クリスマスが終わったとたんに、ツリー類を片づけてお正月の準備に入る日本・・・何かと慌ただしい年末。当塾も観葉植物にちょこんと座らせていたサンタさん、玄関のリースをはずし近々お正月のしめ飾りに模様替え。さて、昔の人々は言葉や語呂合わせを大切にし、不吉な語呂合わせをひどく嫌った。それゆえ正月のお飾りは28日か遅くとも30日に飾るのを良しとし29日や31日は避けた方が良いとされる。29日は「苦(9)に(2)つながる苦立」、31日は「一夜飾り」と言って嫌うのだ。お飾りに限らず今でも病院やホテルでは「四」「九」という数字は「死」「苦」を連想するから外すことが多い。ちなみに自分自身に関して言うと「49」という組み合わせは「良くなる」という語呂で解釈しており、例えば車のナンバープレートで49を見ると幸せな気分になる。
2014/12/26 14:44