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小さな国語塾のつぶやき

詩は「例え」の連続

二日前にも書いたのだが…現代文で一番難しいのは「詩」だと実感した。なぜなら「詩」は例えの連続であり、文字通りにとらえるとチンプンカンプンになって解けないからである。昨日、生徒に演習をさせたところ・・・詩の主題を選ぶ4択問題において正解のものに対して「これは絶対に違う!ありえない!」と自信をもって×にし、間違った答えを選んでいた。時間の関係上、残りは宿題にしたので次回に答え合わせ、その時に「え~?!」とびっくりする顔が目に浮かぶ。では、「詩」の例えに対してどんなふうに対応するか?①「詩」は例えの連続であり、言葉そのものを捉えてはいけない場合があることを認識する②道徳的に外れている内容は間違いと心得るという2点が大切。例えば、「焼き尽くせ」という言葉の意味はと問われた場合(ア)木や草を焼いてしまおう(イ)自分の弱さに立ち向かう気持ち(ウ)・・・・とあると(ア)は間違い。文章をそのまま読むと(ア)となりそうだが、いくらなんでも山火事を起こすことを勧めるわけはない(←道徳的、常識的に考える)と冷静に判断してほしい。詳細は授業で。

2015/03/27 02:46

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慣れよ

古典の翻訳でも活躍してる、作家の橋本治氏は「古典を読んでみましょう」「慣れるということをすれば、古典だって分かることになるはずです」と言う。また、「読めないから分からない」ではなくて、その以前の「読まないから分からない」とも言っている(「古典を読んでみましょう」ちくまプリマー新書より)。確かにその通りで、挑戦する前から「無理」とあきらめてしまってる中学生が多いのでは?と感じる。パッと見た感じからして文字の羅列に過ぎず、まさに暗号のように思えてしまい嫌になるのはよく分かるが・・・。ただ、それはどの分野も同じことが絵いると思う。例えば、ピアノの楽譜にシャープやフラットが沢山ついてあるのを見ただけで嫌になりそうだが、実は、シャープやフラットが沢山ついている方が譜読みしてみると意外とやりやすいということも。というのが、5本の黒鍵盤をすべて鳴らしておけばいいと言ったことが起こりうるからである。つまり「ラ、シ、レ、ミが黒で・・・」と覚えるよりも、引くときに5本のうち左側4本の黒といった感じ。とにかく「慣れること」が大切!春休みを利用して、中学生クラスは古典演習を重点的に学習予定。こうご期待?!

2015/03/26 17:16

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「詩」の場面分け

いつも生徒に言うのだが・・・「現代国語で一番難しいのは、詩、次に小説、次に随筆、論説だよ。」と。皆、一様に「えっ?逆じゃない?」といった反応をするのだが・・・。読むのに苦労するのは当然「論説」で先の順序とは全く逆になるのだが、実際に解いてみて難しいのは「詩」だと思う。短い内容に作者の思いがぎっしりと詰まっている上にあらゆる技法が使われているからだ。さて、「詩」場面分けをするという設問が多いのだが、段落とは違って文章の量で分けることはできない。あくまで「時間のずれ」「登場人物の変化」「景色の変わり目」で判断するしかない。例えば高村光太郎の「レモン哀歌」では、18行の詩のうち16行が「死と隣り合わせの智恵子について」、後半たったの2行だけが「智恵子の死後」という時間のずれがある。つまり、2場面で分けるとするならば16行と2行になる。「時間のずれ」を判断するには文末が過去形になってるか現在形になっているかで判断できるので、まだ比較的やりやすい。というわけで場面分けの問題についてはまずは文末を見て「時間のずれ」をチェック。

2015/03/25 13:11

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体験こそ・・・

先日、恒例の(?)本屋さんめぐりをして問題集や参考書などをチェックした。①入試の傾向が若干変わることもあるのでチェックしたい。②最新の問題集の内容はどうか?の2点のためだ。内容が充実しているものが大半なのだが、特に参考書においては万人向けに書いてあるため難易度が高すぎることまで書いてあったり、逆に「おおっ」と思える大切なことが書いてあってもそれだけが強調されているわけではないため埋もれてしまっていることがある。とりあえず1500円の参考書を一冊購入してみたが・・・、参考になるのはその中の2,3点。それでも1500円で一生モノの大切な知識が身につくとなると、いわゆる塾代よりは圧倒的に安い!が、悲しいかな、現役義務教育を受ける立場にとっては「どれが一番重要か」などを判断できるほどの経験がない。実際に教えてもらって、練習して体験することが一番の近道・・・だからこそ世の中には塾が乱立してるんだなあとふと考える。

2015/03/24 06:58

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「容貌」と「相貌」

先日、新聞記事内に「相貌」という表現があり、思わず「え?相貌?容貌とどう違う?」と思い調べてみた。「相貌」と「容貌」は同義語なのだが、一言でいうと「容貌」は生まれつきの顔の見た目、美しさ、醜さを表す。それに対して「相貌」は「顔つきから性格を読み取った見た目」という意味が強いらしい。確かに遺伝的な容貌は如何しがたい部分があるがいくら容貌が優れていたとしても、その人がまとう雰囲気(相貌)というのは生き方によって大きく違ってくる。アメリカの元大統領、リンカーンは「人間は40歳を過ぎると自分の顔に責任をもたなくてはならない」という有名な言葉を残している。つまりそれは「容貌」ではなく「相貌」に責任を持つということに他ならない・・・と思う。若いうちに教養を身につけて人生の折り返しの年齢になった時に「相貌」に責任を持てるようになりたいものだ。

2015/03/23 13:18

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ネーミング

最近、男女間での職業間の区別がなくなりつつあり、呼び名も変化している。例えば「看護婦」⇒「看護師」、「保母さん」⇒「保育士」と言った具合に。この二つの職業に関しては一般的に「女性」が大半だったのだが、最近は男性も少しずつ増えてきたので呼び名そのものが変わった例。逆に、いわゆる「男性」の仕事とされている業界に飛び込んで頑張っている女性のことを特に賞賛の意味を込めて「~ジョ(女)」「~ガール」と命名することが多い。例えば「森林ガール」「林業ガール」「リケジョ」「トラガール」「ボクジョ」などなど。前半三つは読んだらすぐに分かるのだが、後半二つは読んだだけではよく分らない方も多いのでは?「トラガール」とはトラック業界で活躍する女性のこと、「ボクジョ」は土木関連の仕事で活躍してる女性のことなのだが・・・この呼び名はかなり不評とのこと。自身も「トラガール?トラ柄の服を好んで着るの?」「ボクジョってドボンって落ちるみたい」と失礼極まりない感想を持ってしまった。①特定の言葉から本来の意味とは関係ない想像をしてしまう(トラ=動物)②濁音が多いと響きが良くないという二点が評判を落とす原因だと思う・・・。ネーミングを考える時は本来の意味を保ちつつも発音、連想されるイメージなどなどを考慮に入れるべきだと感じる今日この頃。

2015/03/22 04:44

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読書効果

3月20日付の「とんとん」メルマガによると「読書の持つ効果=リラックス」だとか。読書 → 68% 音楽鑑賞 → 61% コーヒー → 55% さんぽ → 42% ゲーム → 21%(TON×TONメルマガより抜粋)というデータ結果になっており、読書のリラックス効果が圧倒的でゲームの三倍以上の効果がある。「没頭して現実を忘れること」がリラックス効果をもたらしてるそうだが、逆に就寝前に何気に手にした本が「退屈、没頭できない内容」だったとしても、それはそれで眠気を誘いそうだ。私事だが、日中の隙間時間に読書するのはもちろんのこと就寝前には必ず何ページか本を読むようにしている。そうすると日中のもろもろを忘れリラックスした気分で眠りにつくことが出来る。しかも眠っている間に脳内では日中の出来事を整理して記憶するという・・・。朝読のみならず、就寝前読書も習慣にされてはいかがだろう?

2015/03/21 03:13

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はばかる

先日、小学6年生のテキストの問で「はばかる」の意味を選択するというのがあった。文脈から「遠慮する」となり、新しい言葉として覚えるようにと生徒には伝えた。が、ふと「人目をはばかる(人目を気にする、遠慮する)」という使い方と「憎まれっ子世にはばかる(憎まれっ子は幅を利かせる、威張る)」という二種類の言い方があるのに気が付いた。しかもその二種類と言うのが全く意味が逆!ではないか。では、なぜこういうことになったのか?と調べてみた。もともと「はばかる」は「はばむ」と同源で「遠慮する」という意味で使われていたのだが、「はばかる」の「はば」を「幅」と捉えた誤活用によるらしい。「はばかる」には「遠慮する」以外にも「威張る」という意味があることを6年生に伝え、さらには慣用句そのものを覚えるよう指導予定。いやはや、無意識に使っている慣用句や言葉だが、じっくり向き合うと様々な発見があり興味深い。

2015/03/20 08:12

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「備え」と「取り越し苦労」

昨日、車の保険の更新手続きを終えて「備えあれば憂いなし」とばかりに少し気分的に楽になっている。担当の方が分かりやすく説明してくださったのはもちろんのこと、いろんなプランを検討できるように準備してくれたおかげで納得いくプランでの更新が出来た。さて、まだ起きていないことに対して前もって備えることは大切だが、「備え」と「心配すること」は全く違うことだとつくづく感じる。まだ起っていないことに対してあれやこれやと「心配」して周囲に対して暗い顔を見せたり、親切なふりをして「○○のことが心配・・・」と発言して目の前の人を嫌な気分にさせるのはいかがなものか?「備え」ることはあっても、「杞憂」(《中国古代の杞の人が天が崩れ落ちてきはしないかと心配したという「列子」天瑞の故事から》心配する必要のないことをあれこれ心配すること。取り越し苦労。杞人の憂え。)に陥らないようにしたいものだ。

2015/03/19 14:38

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くくる

「高をくくる」(安易に予測したり、たいしたことはないだろうと侮ること)、「腹をくくる」(覚悟を決める、いかなる事態にもひるまないように心を固める)。どちらの慣用句にも「くくる」という言葉が入ることもあり、混同して使ってしまうことがある。さて、「くくる」という単語自体の意味は、『縛る』『(縄などで)結ぶ』『まとめる』となり、「高」は『生産高』『残高』などの物の数量を見積もったものや金額のこと⇒「高をくくる」とは『この程度(高)だろうと見積もる(まとめる)』⇒安易に予測したり侮ったりするという意味に発展。また、昔の日本人は和服を着ていた⇒『覚悟を決める時に帯を締めなおす』⇒「腹をくくる」となるという意味に発展。同じ「くくる」でも前にどんな言葉がくるかで全く別の意味になる。来年度に受験を控えている学年は特に、「この程度でいいだろう」と「高をくくる」のではなく、「地道に努力しよう」と「腹をくくる」ことを心がけてほしい。

2015/03/18 12:12

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