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小さな国語塾のつぶやき

単語

国語において「単語」とは「文節を、意味を失わない程度に、さらに細かく分けたもの。言葉の最小単位」という定義になっているが・・・。これを読んだり聞いたりしただけで間違いなく単語に区切れる人はほとんどいないだろう。当然練習が必要となってくるわけだが、やみくもに練習したとしても「よく分からない」ままになってしまう可能性がある。では、どうすればいいか?①単語には「名詞、動詞、形容詞、形容動詞」のようにそれだけで意味が分かるものと、一文字や二文字で先の単語の下に付属するという2種類あることをなんとなく感覚でつかむ。②下につく言葉の種類を覚える。この二点を意識すると意外と簡単に単語に分けることが出来、そこからようやく「自立語」「付属語」、活用有り、なし・・・と発展していく。さて、付属する単語の覚え方としては「を に が へ や から と の より で(鬼が部屋からとのより出)←これらはすべて格助詞」「は だ で て た(肌出てた)」と覚えるとよい。文法は中学生にとっては頭を悩ませる単元だが、そこをクリアすれば点数を稼げるのでぜひ頑張ってほしい。

2015/04/30 03:28

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「コツ」のつかみ方

二日前のブログで「勘」を養うことが大切だと書いた。「勘」というものをもっとわかりやすく言うと「答えに至る道筋を見通す力」「コツ」のこと。それらをどう養うか?基本的な解法を理解したら、後は多数の問題に接することに尽きる。指導者は最初にポイントを教えているはずなので、それを参考にしながら自分なりにコツをつかむしかない。最初から最後まで自力で勉強して苦労してコツをつかむ…必要はなくある程度の道筋は第三者から示してもらってよい。が、それ以降は「繰り返し」「繰り返し」と自力で努力するしかなく、突き詰めるとそれは「生きる力」につながっていくと思う。ちなみに自身に関して言えば、昔も今も本能で生きているためかなり「勘」は鋭い方であり、またそれを衰えさせないために日常生活においても様々な訓練を怠っていない。勉強時、本を読む時に「勘」をフル活用させるのはもちろんのことだが、車中でも「勘」を鍛える努力中。車にはナビを付けていないのだが「勘」の鋭さのおかげで初めての場所でもほとんど迷わずに行くことが出来るというのがちょっとした自慢である(苦笑)。何はともあれ「勘」「コツ」をつかむためには自分自身の意識、心掛けが不可欠。

2015/04/29 04:15

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国語的センスを養うには

テレビドラマ、小説、漫画などが完結したときに「え?こんな終わり方するの?」「こんな終わり方するわけないでしょう?」と思ったことはないだろうか?そんなこと考えたことないという方はとっても素直なタイプ、「あるある」という方は「国語的センスが豊富」なタイプ(決して考えたことないという人が、国語的センスがないというわけではない)。①批判的精神をもって物事を見ることが出来る②想像力が豊かという二点から「国語的センスが豊富」と言わせてもらう。さて、10年以上前に「本当は恐ろしいグリム童話」などが話題を呼び、最近では「日本昔話は実は残酷だった」的な内容を大塚ひかり氏が著書で多々、述べている。童話や昔話は、子供たちに聞かせるために「毒」の部分を省いてハッピーエンドにして伝えたということか。矛盾するようだが、長文を説くときには自分の考えを一切入れずに文章からヒントを得なくてはならない。逆に自分で文章を作る時は先に書いた「国語的センス」が必要となり、それらを養うためにはストーリーの続きを自分で考えたり、自分だったらこういうラストにする・・・と想像したりすることが近道。GWを利用して親子で絵本や童話の続きを考えてみるのも楽しいのでは?

2015/04/28 14:06

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予測・勘

今日の北海道は4月だというのに、真夏日。4月に真夏日になるのは17年ぶりで史上二番目だとか・・・。天気予報などから真夏日対策をとって、半袖といういでたちの人々が街中で目立った。つまり、予報や予測をすると物事に対して備えることが出来る。さて、先日の中学生クラスで「配慮」という言葉の意味が分からなかったため、正しい選択肢をなかなか選べなかった生徒がいた。正しい選択肢の中には「兄の優しさに触れて・・・」という表現があり「配慮」の言い換えが「優しさ」と分かれば解ける問題で、配慮の意味を教えた途端に正解に。さて、漢字の読みが分からない場合は「つくり」が同じだとたいていは予測がつくだろうが、意味についても使われている漢字で予測がつく。例えば今回の場合、①「慮」には「思う」「心」という字が入っている②「慮」の使い方として「遠慮」「苦慮」「考慮」「思慮」などがある。①②から「配慮」は「心配り」だということを推測できる。とはいえ、②については中学生ぐらいだとまだまだ思い付かないか。でも、漢字は表意文字ということから何とか頑張って①のパターン、そして正解へとたどり着くよう「勘」を磨いてほしい。知識も大切だが勘も大切。

2015/04/27 14:03

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通塾は「手段」

緊張の新学期から2週間余り、子供たちはようやくリズムがつかめつつある今日この頃。そんなお子さんの様子を見て、そろそろ新しいことでも…と、年度末よりも新年度になってから問い合わせをいただくことが多く、ありがたいことである。また、新規の生徒獲得のために新たにHPを立ち上げたという同業者もチラホラ。←教材類はもちろんのこと、あらゆる地域の同業者のHPやブログをとりあえずはチェック。とはいえ「お気に入り」に入れているのは皆無(苦笑)。当塾もそうだが、どのお教室もとにかく「いい事」ばかりを書いており・・・まるで入塾すれば「いいことずくめ」と錯覚を起こしそうになる。ここで忘れてはならないことは「塾、家庭教師、集団授業、個別授業」などなどはすべて「手段」であって「目的」ではないこと。通塾することが「目的」ではない、「目的」は自分に合った勉強法を身につけて、いずれ経験する受験に合格すること。「手段」と「目的」をはき違えず、冷静に自分たちに合った塾などを見つけることが大切だと思う。そのためには、まずは問い合わせ、体験は必至。ちなみに中学生授業では「目的」↔「手段」といった対義語を4月は徹底的に学習中。

2015/04/26 03:15

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漢字演習

「脱ゆとり教育」になり、学習内容が2014年度から理・算を中心に3割増し。指導者はもちろん義務教育を受ける側としてもかなりハイスピードの勉強で忙しくなっている。その結果・・・、最近の傾向として「漢字習得」については、完全に本人任せ状態に陥っている。ン十年前、自身が小学生の頃は、授業中に新出漢字の書き順を空中でなぞって、宿題としてノートに書き順を順番に記入、一つの漢字につき1行以上練習して提出・・・とある意味、大変な家庭学習を課された。そのおかげで漢字は大の得意になったのだが、最近は学校で教科書を読んで、演習プリントを宿題でする、朝学習で漢字ワークを自分でやって、習ったことになってしまう。中学年以上であればそれでもなんとかなるが、低学年のうちだと書き順や正しい形を覚えないままスルーと言うことも。もしも低学年で漢字が怪しい…という場合は、大変だが家庭でのフォローが必要となる。その時に活躍するのが市販のテキスト。色々な形式があるが、おすすめは「漢字練習ノート 下村式となえておぼえる(偕成社)」「○年生 漢字マスタープリントパズルなぞなぞで楽しく学習(教育技術研究所)」など。なぜお勧めかは、文字数の関係で割愛。

 

2015/04/25 09:26

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予習か復習か

予習と復習とではどちらが大切か?むろん両方するに越したことはないのだが、あえてどちらが大切かというならば「復習」だと言いたい。予習をせずに授業を受けても、そのあと何度となく復習をすれば、それは長期記憶へ定着するが、反対に予習をして授業を受け、そのあと復習をしないでいると一度は覚えた記憶が薄れていき、やがては消えていってしまうことに・・・。人間は基本的に「忘れる」生き物なので、とにかく何度も繰り返すことによって長期記憶に入れない限りは本当の意味で理解したということにはならない。小学校のうちだと好奇心が勝り「あれもこれも~」となりがち。周囲の大人としてはそれがとっても頼もしく映り、応援したくなるのだが時々は敢えて復習をすることも必要。国語塾では復習を兼ねつつ、初回よりも難度アップするという方法をとっている。幸い通塾してくれている生徒たちは皆素直で「あ、これ1年前にもやったものよね」と大張きりで、さらにはこちらの期待以上の文章などを作ってくるので、本当にやりがいを感じている。
 

2015/04/24 11:20

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別視点

パソコントラブルのためブログ更新が遅くなったが、なんとか無事にパソコン復旧し、ホッ。さて、人間は生きているといろんなトラブル、悩みはつきもの。例えば「なぜ勉強しなくてはならないの?どの方法が自分にとって一番いい勉強法?」という素朴な?疑問は誰しもが一度は感じるだろう。ところで、4月19日、「飼育(419)の日」にちなんで多摩動物園(東京)の飼育係が一般募集した質問に回答するというイベントがあり、話題を呼んでいる。なぜ話題を呼んでいるかというと飼育係が真摯に時にはユーモアを交えて独自の視点で回答しているから。例えば、「元彼を忘れられない件」(17歳・女)については、実際にあったニホンイヌワシ飼育例から「連絡もとれないくらい離れてみること」を提案。そういえば、以前に大学の生協職員が独自の視点からの質問を答えるのが話題になり「生協の白石さん」という本にもなった。つまり、行き詰った時には別視点から考える、全く別の方法をとってみると意外と肩の力が抜けていい解決策が見つかるかも。勉強にはスランプはつきものだが、そういうときこそうまく別視点からの解決策を取ってほしい。ちなみに「なぜ勉強しなくてはならないか?」回答「20歳を過ぎると脳の老化が始まると言われているが、脳細胞を鍛える、使っていればその部分は老化しない。つまり、脳の老化に備えるため」というのはいかがか?

2015/04/23 21:21

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キーワードの効用

長文読解、特に論説(説明文)や随筆では「キーワード」を探せるかどうかが明暗を分ける。特に中学生には口酸っぱく「読む前にキーワードを抑えておくこと」と指導し、国語のテキストとは関係ない一般書を用いて適当なページを開けて、パッと見た瞬間にキーワードを見つけるという演習も時々やっている。本文を見た瞬間にキーワードを探すことを習慣にしておくことは様々なメリットがある。今までにも紹介したが、改めて次の四点を紹介する。①本文の大筋が分かる②場面の変わり目が分かる③どんな文章を目の当たりにしても重要な個所を見つけやすくなる④英語の長文読解に役立つなどなど。④については今回初めて紹介するのだが・・・。中学3年生ぐらいになるとそれなりの英語長文を読み、内容と合ってるどうかを問われる。その時に、日ごろからキーワードを探す訓練をしていると、英語の選択問題に使われている単語と同じ単語や言い回しがどのパラグラフにあるかをパッと見た瞬間に分かるように。極端な話、単語の意味があやふやでもヒントとなる文章を見つけることが出来れば選択肢と本文を見比べて・・・・とやってみると正解にたどり着きやすくなる。そんなこんなで国語力を伸ばすことは本当にいろんな場面、科目にも役立つということを自覚しつつ勉学に励んでほしい。

2015/04/22 02:28

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「短期講座」意見受付

ようやく春が来た~という今日この頃だが、ファッション業界ではすでに冬物のアイテムなどの準備、夏には撮影…と言った具合に、あらゆる業界では「先取り準備」が勧められているだろう。さて、当国語塾でもそろそろ夏休みの「短期講座」について詳細を考えつつある今日この頃。ありがたいことに何人かから「今年もやりますか」と言った問い合わせをいただいている。去年は夕方からの通常授業に差支えがないようにと、午前中設定にしていたが、そうなると中学生の場合は「部活が忙しくて・・・」という意見も。また、書面に記載している部分をよく読まずに「こういった内容で」という依頼もあった。確かに中学生の場合は「読書感想文」のみならず「意見文」「人権作文」などなど課題が多いので、焦る気持ちはよく分かる。とはいえ、すべての要望に応えることは不可能なので本年度からはきちんとルールを決めて実施予定。その内容について、希望や要望をぜひ寄せていただきたいと思っているので、ブログを通して、あるいは個人的にご意見をいただければ幸いである。

2015/04/21 14:15

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