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小さな国語塾のつぶやき

重点

「天王山の夏」という言葉がある。つまり夏休みの勉強が合否を左右するほどの価値があるということ。その理由として次のようなことが考えられる。①夏に基礎を固めておくべき。②秋からの本格的な受験勉強の開始をスムーズにさせるために、夏は絶好の準備期間になる。③秋の勉強の頑張りの成果は、夏に何をどれだけやったかで大きく変わってくる。こんなことを聞いたり読んだりするとそれだけで焦ってしまい、あれもこれも・・・とパニックになりそうだが、そういう時はまず細分化。苦手なところを固める、逆に得意なところや得意ではないが、少し頑張れば何とかなりそうな範囲をしっかりと身につけることが大切。つまり、毎日毎日入試問題のような演習をひたすらひたすらやって答え合わせをして・・・とやるよりも時間的余裕がある長期休みには、まずは苦手な文法の品詞をしっかりと覚える、記述のコツを練習する、古文になれるといった具合に「ここの単元ならば大丈夫」あるいは「昔は苦手だったけれど、今は出来るようになった」という箇所を増やすことが重要。二兎を追うものは一兎も得ず!というわけで、中3に対しては日ごろなかなか取り組めていなかった「記述」のコツを伝授して行く予定。

2015/06/19 12:43

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やり方

14日(日)に芽室プレミアム商品券が発売になったのだが、3時間並んだにもかかわらず売り切れのため購入できなかった人が続出し、その人たちには次回発売には必ず買えるようにと整理券を配布したという。去年までは3日たっても用意した商品券が売れず、商店会の会員の方々に「買ってくれるよう」要請があったらしい。10000円にプレミアが1000~1500円つくのはお得だが、使用期間が3か月と決められているため売れ残ったからと言って商店会の会員がそれらをすべて引き受けるというのは無理だったららしい。だから、まさか今年にこんなに人気爆発するとは売り手には想像がつかず対応がずさんになってしまったという。では、なぜこんなにも去年と今年で落差があったか?商品券を使用できる店が実は多いということが判明(店にステッカーを張るなど対応していた)、今年はプレミアが1500円と多額だったという2点が人気沸騰の理由だと思う。かくいう自分自身も最近になって、芽室のスーパー、コンビニ、をはじめとしてあらゆる店で使えることを知った。さて、今回のことで何が言いたいかというと、勉強もしかり。もしも今まで頑張ったけれど行き詰ってる(←頑張ったけれどという条件が不可欠)という場合は、やり方を変えてみると爆発的に成績がアップする可能性があるということ。つまり、頑張ってるけれどそれが長期間成果につながらないということは、やり方を間違っていることに他ならない。

2015/06/18 14:20

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時間配分、ケアレスミス

中学生の中間テストのピークが先週。来週からは答案が返される頃で、皆それぞれの結果に一喜一憂する頃だろう。その時によく聞かれるのが「時間が足りなかった」「ケアレスミスをしてしまった」というセリフ。この二つは試験を受けるたびにどうしても感じる永遠のテーマ?!では、次回からそれらを防ぐためにはどうすればいいかというと①日ごろからタイマーなどで時間を測り、時間配分の訓練をすること。例えば、この問題集1ぺージを15分でこなすといった具合に。最初はもしかすると半分も解けないという状況がほとんどだろうが3週間もすれば(←この間が辛い)気が付くと意外と時間内に収まるようになる。②見直しをしたのにケアレスミスをしていた・・・ということがよくある。つまり、焦っているため思い込みでさーっと目を通すだけで終わってしまっている。⇒見直し時には改めて問題用紙に印をつけたり、また自分が書いた答えよりも問の方を落ち着いて読み返すこと。つまり何を聞かれているかをきちんと把握すること。③点数配分をチェックすること!意外と見落としがちなのが③。難問で時間をとられるよりも、取れそうなところでしかもそれなりに配点に結びつくところをチェックすること。今回の中間の結果がどうであれ、秋ぐらいまでは成績が安定しないもの。一喜一憂せずに前向きな努力を。

2015/06/18 14:19

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かきいれ時

商売が繁盛して、もうけの多い時期を「かき入れ時」と言い、「かき」を漢字で書けば「書き」となる。ところが、「かきいれ」とは年末の酉の市で売られる、福を掻き集める熊手のようなものでお金をかき集めるイメージがあるためか「掻き入れ」と思われがちである。もともとは帳簿の「書き入れ」が忙しいほど、儲かるという意味から「書き」が使われている。さて国語塾にとってはまさに文字通り「書き入れ」の時期?がやってきた(笑)。ようやくようやく本年度の読書感想文講座の内容を固めつつあり、近々お披露目予定。塾生は通常授業で読書感想文を書いてもらう予定だが、それ以外の短期生を募集予定で、ご縁があればそのまま入会してもらえればありがたいと思っている。ちなみに今年は中学生をメインとしており、部活動や他の塾の夏期講習と重ならないように時間帯は夜の設定にてしている。塾にとっては「書き入れ」時だが、中学生にとっても技術や能力を「書き入れ」るよいチャンスだと思う。こうご期待?!

2015/06/17 12:46

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四六時中

人間の体内時計は25時間、それに対して一日は24時間なので、油断するとすぐに体内のリズムや体調が崩れやすくなるのは誰しもが経験があることだろう。さて、昨日のNHKニュースで興味深いことが発表された。「体の1日のリズムをつかさどる『体内時計』は、寝る前の時間帯にストレスが加わると大きく狂うことが、早稲田大学のグループが行ったマウスを使った実験で分かりました。研究グループは、人の場合でも、夜にストレスを受けるとより体調を崩しやすくなるのではないかとみています。(昨日のNHKニュースより)」。夜型の自分自身にとっては痛い話。とはいえ、最近は一日中眠く気が付くといつでもどこでも転寝。まさに四六時中眠いという状態なのだが、ふと「あれ?なんで四十八時間や二十四時間ではないのか?」と思い調べてみたところ次のようなことが分かった。四六時中とはもともとは二六時中と言い、一日を昼を六つ、夜を六つに分けて全体で十二の時刻を決めていたらしい。明治以降に一日を二十四等分して表すようになったため、それに合わせて四×六→四六時中という言い方が生まれたそうだ。なるほど~と少し賢くなった気分。

2015/06/16 14:16

ヒデ@バドミントン

なるほど~

2015/6/17 16:05 返信

スポット@めむr国語専門塾

コメントありがとうございます。ブログネタを探すために、常日頃からちょっとしたことに疑問を持ち、調べるという作業を繰り返すと思わぬ発見があります。

2015/6/18 14:03 返信

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理系と文系

「B型だから~~~(ちょっと個性的)」といった血液型占い?は今も昔もいまいち興味がない。なぜなら、人間の性質というものを少なくとも4つで完全に分けることはできないからだ。むろん、本人が自虐的に、あるいは話題提供のため「自分はA型だから、几帳面なの」「A型なのにB型みたいでしょ?」と言う会話は場を盛り上げるための発言ならば大歓迎であるが。それぞれの人間が几帳面な部分とそうでない部分などなどを併せ持っており、線引きするのは賛成できない。さて、科学者である池内了氏は著書などでたびたび「文科系と理科系に分断されている現状の問題点を挙げ、それらを融合させるべきだ」という主張を繰り返している。中学3年生の国語教科書では「博物学」を例に挙げて説明している。また、エジプト考古学の第一人者である吉村作治氏が「考古学と科学」を融合させる考え方を打ち出している。個人的には彼らの意見には賛成であり、「自分は専門家ではないから~」や「自分は典型的文系人間だから」「自分は理科系だから難しい文学や文章を書いたり読んだりするのは無理」と決めつけない方がよいのではと常々感じている。

2015/06/15 14:19

ヒデ@バドミントン

ビートたけしさんは「映画を作る際のストーリー展開には数学的な考え方(因数分解)が必要」といったことを話していた気がします。

今私は英会話に通っていますが、学生時代に「英語は数学的な公式で理解できる」と言って受験英語を乗り切りました。が、この場合の文系と理系の融合は誤りだったと痛感しています(英語を「解く」感覚では会話できません…)。

2015/6/17 16:04 返信

スポット@めむr国語専門塾

コメントありがとうございます。確かに・・・受験英語となると暗記、公式的な要素が強いですが会話となるとまた違いますね・・・。だからこそ?英語でのコミュニケーションは得意だけど、試験の英語はイマイチというタイプがぞくしゅつするんですね。理想は、受験英語も会話も両方OKでしょうか。

2015/6/18 14:03 返信

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立場

関東在住の友人が、夏目漱石の名文学である「坊ちゃん」のお芝居を観たという。そのお芝居が、坊ちゃんが主人公ではなく、赤シャツ(坊ちゃんの敵?)が主人公として描かれており、立場が変われば同じ作品でもこんなにも違うのかというコメントのメールがきた。興味深いので、チャンスがあればぜひ観てみようと思っている。さて、裏で手を回し、計算高い人物として書かれている赤シャツだが、実は漱石自身が自著「私の個人主義」の中で「当時其中学に文学士と云ったら私一人なのだから、赤シャツは私の事にならなければならん」と語っている。これの真意についてはいろんな説があるが、人間は誰しも「無鉄砲で自我を生きている坊ちゃん」にあこがれつつも、現実と折り合いとつけながら時には計算高く生きており「赤シャツ」のようなのかもしれない・・・と思う。本を読むときには主人公に感情移入しがちだが、時には脇役や第二の主人公の立場になって鑑賞するのも面白いと感じる出来事であった。

2015/06/14 09:51

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ニュアンス

昨日、とっても興味深い(笑える?)ブログコメントをいただいた。以下引用「『米粒一つ作るのにも1年かかるんだから・・・』と聞かされて、『そんなはずない!だったらこの一膳のご飯は何年かかってるんだ?!そんなわけない』と、真剣に悩んだのもその頃です。」(引用終わり)。確かに、言葉をきちんと分析するならば先のような考えは正しい。一年間に作られる米は一粒ではなく、数え切れないぐらいの米を作るというニュアンスが入っていれば誤解は招かない。実は、国語の読解の内容把握の4択で似たようなことがある。一言で言うとキチンと文章を分析して正しいニュアンスを読み取ることが大切なのだ。中学生の小説の問題で(正)「自分には月の言葉を聞くことが出来なかったから」(誤)「月の言うことがなかなか理解しにくかったから」という選択肢があった。生徒たちは4つのうちの2つまで絞り込んだのだが、残り2つで迷ってしまい意見が分かれた。「月の言うことがなかなか理解しにくかったから」の方は、月の声は聞こえているが話の内容が理解できないというニュアンスになるので間違い。主人公は声そのものが聞こえていないと本文から読み取れるので「自分には月の言葉が・・・」が正解になる。この違いを説明したところ、中学生たちは頭を抱えてしまった・・・。こんな細かいことを?!と不満げだったが、入試となるとそういうちょっとしたニュアンスの違いまで問われるので要注意。

2015/06/12 12:59

ヒデ@バドミントン

あのコメントからこんな深い話に発展するとは思ってもみませんでしたっ(笑

「月の~」は、やはり私は悩みますね…。本文はわかりませんが、「月の声が聞こえない」=「月のいうことが理解しにくく頭に入らない(馬の耳に念仏状態)」と思ってしまいます。難しい。

2015/6/17 15:58 返信

スポット@めむr国語専門塾

コメントありがとうございます。勝手にコメントを紹介させていただき、失礼しました。ヒデ@バドミントンさんからはいつもヒントや気づきを与えていただき本当に感謝しています。

2015/6/18 13:59 返信

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有望株?!

今週の月曜日、運動会の代休の日に「運動会の作文を前もって家で書いたので見てほしい」という依頼を受けて低学年のお子さんと保護者の方がお見えになった。本人は国語よりも算数の方が好きとのことで、保護者の立場としては「自分の子供はどうなんだろう」と懐疑的な気持ちがおありのようだった。が、が、が、一言で言うと子供さんが書いた作文は本当に上手でびっくりした。どこが上手だったかというと①テーマを2点に絞っている。リレーとそれに絡めて、応援に駆け付けてくれた身内のことなど②自分の気持ちを具体的に書いている。この二点が素晴らしかった。当の本人はさほど意識せずに書いたと思うのだが・・・、だからこそ「おおっ、なかなかセンスがあり有望だなあ」と感心した。段落の書き出しを一マス空ける、登場人物と自分の関係を説明していないなどといった技法的なことを指導したところ、すぐに本人が正しく一生懸命に書き直し←(拍手)。「書くのに時間がかかる」「本人が国語や作文などを苦手と思っている」からと言って苦手と判断するのは早計。むろん、作品に対しての判断や好みは分かれるところだが、とにもかくも学年が低いうちから「苦手」と決めつけるのを避けると意外と隠れた才能が開花するかも?!

2015/06/11 10:53

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登場人物の説明

「それでね、○○がああしてこうして・・・。あ、○○って知ってる?ほら、前に言ったと思うけれど△△で活躍している小学6年□組の男の子で・・・」という会話というのはよくあるパターン(特に女性には)。話すことに夢中になって、自分にとっての当たり前の人間関係を何の説明もなしに相手に話し、途中で気づいて説明を付けたすということ。たとえ、話している本人が気づかなかったとしても、会話の場合だと「あ、ごめんなさい。○○ってどんな子だったかしら?教えて」「あ、ごめんね!言ってなかったけ?・・・・」と問題なく進む。が、不特定多数の人間が目にする文章だと、読み手が書き手に「この人ってどんな人?」と聞きたくても聞くことが出来ない!だから、作文や読書感想文では登場人物の説明を最低限でいいので必ず書くこと。読書感想文の審査をしていると、本人だけが分かっており、相手には全く登場人物の立場などが伝わらないという文章が多い。ちょっとした心がけで、文章はもちろんのこと日常の会話もグーンと魅力アップするのでぜひご参考までに。

 

2015/06/10 13:37

ヒデ@バドミントン

遠い記憶、読書感想文。

説明だけを書いて、説明じゃなくて感想を書いてね!といわれ、感想だけを書いて、いきなり感想じゃわからないよ!といわれた記憶があります。
結果、ひねくれ者だった私は「読むのに時間がかかって大変でした」という読書の感想を書いて怒られたのでした…(笑)

2015/6/11 10:01 返信

スポット@めむr国語専門塾

う、受けます・・・・。最高級に楽しいコメントありがとうございます。なんて素直な子供さんだったんだ~~~!と感心しています(笑)。三つ子の魂百までを地でいってらっしゃいますね!素直なまま、素敵に成長されてますね~~~。

2015/6/11 10:40 返信

ヒデ@バドミントン

ちなみに「米粒一つ作るのにも1年かかるんだから・・・」と聞かされて、「そんなはずない!だったらこの一膳のご飯は何年かかってるんだ?!そんなわけない!」と、真剣に悩んだのもその頃です。

2015/6/11 14:50 返信

スポット@めむr国語専門塾 → ヒデ@バドミントンさんへの返信

楽しいコメントありがとうございます。確かに~~~!一年に一粒ずつしか作らないならば、何年もかかりるし「米粒・・・」のセリフだけだと素直な子供さんだと勘違いしますね。いやはや、言葉って奥が深いです。

2015/6/12 12:47 返信

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