小さな国語塾のつぶやき
蛇の道は蛇
先日、同業者と話す機会があった。分野は若干違うが根本的な考え方や方針が一致し、ウンウンとうなずくことが多く「やっぱり蛇の道は蛇(じゃのみちはへび)【意味】蛇の道は蛇とは、同類の者のすることは、同じ仲間なら容易に推測ができるということのたとえ。また、その道の専門家は、その道をよく知っているということのたとえ。」と納得。先の諺は推理小説や探偵小説などで、少々怪しげな登場人物のセリフ中で使われることが多く、「怪しい(悪い)ことは、怪しい(悪い)者が長けている」という印象的な意味があるが、基本的には「餅は餅屋(もちはもちや)【意味】専門家に任せる・素人ではうまくいかない」とほぼ同じ意味で、類義語。詳細は割愛するが、あの場面では美味しそうな言葉を使った「餅は餅屋」よりも少々意味深な?「蛇の道は蛇」の方がピッタリくると得心すると同時に、ピッタリの漢字を使った言い回しや諺が沢山存在する日本語の素晴らしさに改めて心酔。
2015/12/01 13:00
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