小さな国語塾のつぶやき
擬態語
擬態語とは事物の状態や身ぶりなどの感じをいかにも それらしく音声にたとえて表した語。「つるつる」「じろじろ」「こっそり」「あつあつ」「どろどろ」など。日本語を当たり前のように使っている我々にとって、これらの言葉を耳にしたり目にすると臨場感あふれる情景が目に浮かぶ。例えば、「あつあつのスープ」と聞くと湯気が出ていきなり食べると舌をやけどしそうだとか、「あつあつのカップル」と聞くと本当に仲睦まじい男女が目に浮かぶ。が、これらを英語に訳すと単に「熱いスープ」「情熱的なカップル」と一言で言い換えられてしまう。ある小説内で「どろどろと人形が溶けた」と日本語表記があった場合に、英語では「ろうそくが溶けるように人形が溶けた」と変換されている。何が言いたいか?!昨日のブログコメントにもあったのだが、「日本語は美しい」と改めて感じるのである。この抽象的な多彩な表現をうまく使いこなせるようになるのを目標に日本語を鍛えていきたいものだ。
2015/01/13 13:28
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