小さな国語塾のつぶやき
生気
「美人は三日であきる。」という言い回しが昔からあるが。。。。むろん真実ではなく、美人はモテる確率が高く何かと得することが多いだろう。ではなぜそのような言い回しが長年廃れないのかと考えてみたところ、次のような結論に。もしも美人であっても表情に乏しい、まるでマネキン人形のようなタイプだと三日で嫌気がさし、それよりは多少・・・美人にほど遠くても愛嬌のある笑顔の女性の方が素敵に思えるのでは?文章においても似たようなことが言える。「小学生の作文の全国コンクールがあると、ことに低学年においては、関西のこどもの作品が際立ってすぐれている。関東はそれに及ばない。関西の小学生の作文では、ことばが生きているのに、関東のこどもの作文は文学的で、生気に乏しいものがすくなくない。」(国語は好きですか 外山滋比古著 より抜粋)つまり、形も大切だがそれ以上に「生きた」気持ちを表すことが魅力を増す秘訣か。
2014/07/02 01:09
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