小さな国語塾のつぶやき
正岡子規
旧約聖書には「笑いが病を治す」と記されている。笑うと痛みが軽減することは古くから経験的に知られており、近年はこのことについての報告も数多く出ており「笑い」を病気の治療に役立てるという活動も。さて、正岡子規といえば明治時代を代表とする歌人であるが結核を患い35歳の若さで早逝。こう聞くと「かわいそう」という気持ちになるが、実は彼はユーモアの人でもあった。野球を自分の本名「ノボル」にひっかけて「ノボール」と言って広めたり、墓碑銘のアイデアを自分で書くなど。ユーモアセンスがあったからこそ、当時の不治の病の結核を患いつつも35歳までいきることができたのかも?根暗な性格だったらもしかしたらもっと早死にしたかも?と勝手な想像をする今日この頃。彼についてはユーモアセンス云々は知らなくてもよいが、病の床にふしていたことは知っておくべき知識。そうすると「いくたびも 雪の深さを たずねけり」という句が、病の床にふしており自力では窓まで歩いて雪を見に行くことができないという状況ということがすぐに理解できる。
2014/06/15 05:58
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