小さな国語塾のつぶやき
セレンディピティ
セレンディピティ(英語:serendipity)は、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能を指す言葉である。何かを発見したという「現象」ではなく、何かを発見する「能力」を指す。平たく言えば、ふとした偶然をきっかけに閃きを得、幸運を掴み取る能力のことである。さて、湯川秀樹博士がノーベル賞を受けた「中間子理論」を思いついたのは、博士が幼いころから親しんだと言われる中国古典の影響と考える人が多かったのだそう。つまり、「棚からぼた餅」ではなく日ごろから様々なことに興味を持ち失敗を恐れずに挑戦し続けると幸運の女神がほほ笑むということか。将来役立つかわからない「古典」、決して侮ることなかれ。
2014/04/27 01:55
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