小さな国語塾のつぶやき
五感をフル活用させよう
先日、友人から「手ぬぐい本」を頂いた。これが最高に素敵で何度も何度も「読んで」いる!!!読んで字のごとく「本」なのだ!手ぬぐいを本のように糸で閉じてありページをめくると次から次へと文豪たちのイラストと代表作品が紹介されている。ちなみに糸をとると一枚の手ぬぐいになる。用途としては①本として楽しむ②糸をほどいてタペストリーのようにして飾る③手ぬぐいとして使う・・・だが個人的には③はありえない。恐れ多くも文豪の数々を水に濡らしてぎゅっと絞って…はあり得ない。友人からのプレゼントなので、むろん大切にする上に生徒達にも見せてあげようと大張り切り。まさに「見て、触って、聞いて」と五感をフル活用できるので記憶に定着しやすく、少し敷居が高いと感じる文豪や文学作品に親近感をもってもらえると嬉しい。それにしても本当によくできているなあとつくづく感じる。まず、普通の本ではないという点で「え?なになに?」と興味がわく☞ページを開くと文豪の似顔絵、作品名、作品に関するイラスト☞脳裏に焼き付くのだ。例えば耳だけで「芥川龍之介の作品は『羅生門』『蜘蛛の糸』・・・と退屈な?講義を聞く、文章だけを目で読むよりも「イラスト+作品+耳」からの情報があると点と点が一気に線としてつながる。この手ぬぐいはとってもインパクトがあるので画像として記憶にとどめることが得意なタイプだと、一瞬にして多くの情報を教養として身に付けることが出来る。要するに教養や知識を身に付ける際には五感をいかにフル活用させるか?が大切だということ。とはいえ、国語の知識を五感を使って身に付ける・・・という機会やチャンスはそんなに多くない。だからこそ、この手ぬぐいは大活躍することだろう。さて皆が知っている事物、人物を例に出して別の人物を説明することも耳や目からの情報のみならずイメージとしてのインパクトがあるので有効だろう。ただし、くれぐれも犯罪者などが特定の人に似ている・・・と言うのはタブー。☜東京で女子高生が男性に体を触られた事件で、犯人が某有名人に似ているというメールが流されて問題になっていたが・・・。
2018/04/23 22:21
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