小さな国語塾のつぶやき
「会話」は難しい
お互いに盛り上がる「会話」って本当に難しいと思う。ましてや初対面だと・・・・。ブロ友様である大和橘様が昨日(4月12日付)のブログで「私の教養が無さすぎて同席した初対面のかた(60代男性)と会話にならず『もっと勉強していないと人と話せないよ』と、その男性から注意を受けた事がありました。」と書いてらっしゃる。その状況に自分自身がいたわけではないので何とも言えないけれど、ブログからは大和橘様が教養がない・・・などとは全く感じない、むしろ逆・・・たまたま同席した方の興味分野の知識がなかっただけだと推測する。では、教養があれば「会話」が上手か?というと必ずしもそうではない。それが証拠に「教養の塊であろう教授(専門家)の授業・話がつまらなかった。。。。」という経験は少なからずあるだろう。正直言って自分自身にとって「全く興味のないこと、今後もおそらく興味を持たないであろう」ことを延々と相手が話し続け、それに対して必死で相槌を打つことほど退屈なことはない。結局は「会話」とは「言葉のキャッチボール」なのでお互いに相手のことを考えつつ「話題」を選び、一方通行にならないように心掛ける必要がある。と、「会話」の「コツ」なるものを書くとたったの2行で終わってしまうが実際にこれを実行するのは至難の業。だから何十年も「会話術」「コミュニケーション力」的な本が売れ続けるのだ。では少しでも「会話」がうまくいくためには?!と考えた時に、その一つは「オチ」「自分の笑える失敗談」的なことを盛り込むことかと思う。昨日、メンターに今後のことを相談した際「本年度はブログからフェイスブックなどといった他のSNSに移行しようかと思うんですが、いかがでしょうか?」と質問した。すると、フェイスブックの利点などを詳しくおっしゃった後に「そう言いながら、僕は人から色々と誘われても一度もフェイスブックを実行したことがないんですよね~~~。(つまりは、説得力が薄いですよね~~~)。」とポツリ。思わず二人で大笑い。さんざんフェイスブックの利点を述べた後に思い切り落としてくれる、あの話術には思わず脱帽。メンターの魅力は「必ず笑えるオチ」を入れてくれることだと思っている。話を戻し・・・「会話術」なる指導書には素晴らしいことが書いてあるけれど、個人的には「相手を飽きさせないオチ、笑い、いい意味のウラギリ」を入れることが重要だと思っている。
2018/04/13 15:28
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