小さな国語塾のつぶやき
笑える余裕
ブロ友で、同業者でもあるひさぺー先生のブログ(3月31日付「笑える余裕」)を読んで思わず共感した。指導者が熱心になればなるほど空気が張り詰めたものになり、下手するとピリピリ感…行き過ぎると恐怖感だけが生徒に伝わってしまうと言う事がある。むろん良い意味での「緊張感」は大切だけれど「緊張感」の中にも「笑える余裕」を少しだけ、少しだけでいいので含ませることも必要かなあと常日頃思っている。正直に言うと・・・自分自身は「超かわいくない生徒」であり「超嫌な奴」だった(苦笑)。とはいえ、当時は「若さ」がカバーしてくれ、周囲の先生方や生徒たちは大目にその「かわいくなさ」を「若さ」「熱心さ」とみて下さり、今となってはただただ感謝しかない。そう、このブログが物語っているように陰陽師は「超真面目!」(こんなことを言うと生徒からは槍が飛んできそうだけど)。でも日頃の授業では意識して「笑える余裕」をと心がけている、厳密にいうと「この生徒にはどんな言葉をかけると一番良いか?」と、ただそれだけを必死で考えていると言った方がいいかもしれない。時々、初対面の方と名刺交換をする際に「え?指導者なんですか?すごいですね~(賢いんですね、知識があるんですね)」と言われる(むろんお世辞が入っていることは重々承知)。が、実は「知識」うんぬんよりも「生徒のことをいかに想像できるか?」というスキルを身に付けるほうが何百倍と難しい!と言いたい。なぜなら正解がないから・・・。例えば勉強が得意でプライドが高い生徒に対しては「ユーモア?!笑える余裕」ばかりだと「馬鹿にしている」と受け取られる可能性がある。とはいえ「間違った箇所」の解説を難しい顔をしてひたすらしたところで・・・空気はどんどん冷えていくだけ。だから「真面目に解説」+「それにしても・・・君は優しくてサービス精神が旺盛だから漢字に余計な点をつけてしまったね・・・。そのサービス精神は素晴らしい」といった具合にほんの少しほんの少しだけ「ホッ」と出来る話題を入れるようにと心がけている。また、難しい内容を説明・解説するときは極力「変な」「笑える」イラストを用いた資料を作成したり「笑える」エピソードを紹介したりしている「つ・も・り」。あくまでも「つ・も・り」なのでまだまだ修行が必要。※昨日書いたのだけれど、アップするのを忘れたので一日遅れの記事アップ。
2018/04/01 19:48
-
-
コメントするには会員登録後、ログインが必要です