小さな国語塾のつぶやき
「目玉」
先日、自分が某方から「大目玉を食らった」とブログで書いたけれど・・・新聞の折り込み広告に記載されている「目玉商品」と言う言葉を見て「目玉って…いったいどういう意味?」と思い立って調べてみた。意味は次のようなもの「1 目の玉。眼球。2 1に似た形のもの。3 (「お目玉」「大目玉」の形で)目上の人からしかられること。「お目玉を食う」4 《客が目玉をむいて驚く意から》多くの売り物の中で特に注目される物。客を引き寄せるための特売品。また一般に、多くの中で中心となる物事。」(goo辞書より引用)。うーん、よく分かったような分からないような・・・なので色々と調べてみると「人を叱るときに大きく目を見開く、食らうとは好ましくないことを受け取る☞叱られることを大目玉を食らう」(由来語源辞典より)とのこと。つまり「怒るとき」「(安売りなどを見て)びっくりするとき」に目を大きく見開くことから「大目玉を食らう」「目玉商品」という言葉が出来たらしい。そういえば今の若い子たちは知らないかもしれないが、水木しげる原作の漫画「ゲゲゲの鬼太郎」には「目玉おやじ」が登場する。「目玉おやじ」とは鬼太郎の父親で目玉に体がついたユーモラスな外見。非常に博学で知識面で鬼太郎たちをサポートする。身長9.9センチ、体重33.25グラム。ちなみに自分自身が高校生の頃に「目玉おやじ」の実物大のマスコット(ブローチになっている)が発売になりシャレで購入。冬場には学校指定のコートを着て通学、コートは靴箱が設置されている壁のフックに適当に引っ掛けることになっており、帰宅時にはパッと見ただけではどれが自分のコートかが分からなかった。コートの内側には名前が刺繍されているのだけれど一つ一つ手に取って確認するのが面倒なのでコートの襟に「目玉おやじ」のブローチをつけていた。流石に目立ち、毎日迷わず自分のコートを手に取ってさっさと帰宅することができたというのは今となっては懐かしい思い出。「目玉おやじ」マスコットをカワイイ~~~♡と思って本人はコートに付けていたのだけれど、当然というべきか周囲からの反応は様々で・・・。「気持ち悪い」「怖い」という声もちらほら、何も言わない(言えない)友人たちもおそらくパッと見た瞬間にびっくりして「目玉」を飛び出していたんだろなあと思う。思えば、あの頃から自分は「変わり者」「異端児」だったと妙に納得(笑)。それゆえに先日某方から「大目玉を食らった」わけで・・・今後はいい意味で「目玉を飛び出す」ようファイト。
2018/03/11 17:14
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