小さな国語塾のつぶやき
「郷に入っては郷に従え」
「郷に入っては郷に従え(ごうにいってはごうにしたがえ)」という諺がある。意味は「風俗や習慣はその土地によって違うから、新しい土地にきたら、その土地の風俗や習慣従うべきだということ。また、ある組織に属したときは、その組織の規律に従うべきだということ。」(故事ことわざ辞典より)。基本的には自分にとっての不利益がない限りは「郷に入っては郷に従う」べき、そうするからこそ秩序が守られるのだと感じる。自己弁護するわけではないけれど、先日ふと悪気なくある行動をとったところそれは北海道の地域性には合わないことだと判明し、某方から大目玉を食らいひたすら平謝り・・・。知らなかったとはいえ失礼な行動をとってしまったのは事実なので猛省。後日に本州の友人2名(それぞれ関東、東北在住)にその話をすると彼らもびっくり!何にか?北海道の習慣に対して。友人たちは「どの習慣が良い、悪い」のジャッジは一切しておらず純粋に「へーっ、そうなんだ~。面白いね~」と話を聞いてくれたので少し救われた。そして逆に友人(東北在住)に興味深いことを聞かれた。友人は先日、警視庁の方と食事をして次のような話を聞いたらしい。要約してまとめると①「オレオレ詐欺」に引っ掛かりやすい地域、引っ掛かりにくい地域がある。一番引っ掛かりやすい地域は東北(これには友人は納得していた)、引っ掛からないのが大阪。②大阪の方々は次のように言うそうだ「息子が交通事故を起こした?そんな人様に迷惑をかけるような息子ならいりません。そちらで好きにしてください。」ガチャン!だとか。①はともかくとして②についてどう思う?と聞かれたのだ☜ちなみに陰陽師は関西出身。①②については警視庁の方本人の談なので間違いはないはずだが、友人にしてみれば大阪の人が果たして先のような大胆な発言をするか?と不思議なようだ。ちなみに自分自身の感覚としては先のセリフは腑に落ちる。それは「そんなとんでもない息子はもう縁を切る」という意味が少々(けじめをつけるため)、実は「あ、この電話は怪しい」と分かったうえで敢えて騙されたふりをして相手を懲らしめる?!的な意味合いで使う。合う、合わないはともかくとしてその土地の地域性を「知る」ことは大切だとつくづく感じた出来事だった。
2018/03/08 13:42
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