小さな国語塾のつぶやき
どこを省くか
今日は大雪の十勝・・・。旧暦で3月と言えば春だけれど、実際の春はもう少し先か。さて、大雪の予報は昨日から出ておりそれらをすでに知っている生徒たちは「もう3月、春なのに大雪予報ですよ~。だから学校は午前中のみの授業なんです。」ときちんと旧暦を意識しての会話。(ウンウン、さすが!と内心ニンマリ)。別の生徒も「最近『春眠暁を覚えず』状態で、今日の午後からの数学の時間に眠くて眠くて・・・・。」とのこと。いやいや、昼食後に暖かい部屋にいると睡魔が襲ってくるのは当然のこと、健康な証拠!自分(陰陽師)なんて春眠どころか一年中、しかも一日中眠い!!!と自分で自分にツッコミを入れた。☜これって単なる病気?!ところで、昨日の中学生授業では記述問題での失点をどう防ぐかについて個々人の学力テストの解答を見ながら各自に解説を行った。中でも惜しい解答があったのでそれについては特に細かく指導。その「惜しい」解答の元となった問は「次の○○、△△、□□を用いて、なぜ・・・なのか?について答えなさい。」という問題。生徒は〇〇、△△、□□にはすべてチェックをつけており、幸い?それらの言葉がすべて近くにあり、2文になっていたため「ああ、この2文を要約すればいいんだ」とすぐ気づき解答欄内にまとめていた。使うべき語を使い、字数以内に収めているのになぜ減点?と不思議だったようだ。☜確かに・・・。結論を言うと解答に要約すべき2文はきれいな対比文だった。つまり使うべき語は三語なのだが、○○対●●、△△対▲▲、□□対■■と言う構造だったため●●、▲▲、■■を含めた6語を使う必要があったのだ。ところが余分な個所を入れてしまったため■■が抜けており減点となった。なんとなく文章内容を理解していたけれど完璧な対比文、つまり対比構造を用いて文章を書くということに気づかなかったための減点。要約の方法についてはお手製のプリントを全員に配っており、そのプリントのイラストが「余分なぜい肉を省こう」というセリフとともに女性のダイエット前、ダイエット後の様子。つまり個人的に要約はダイエットと似ているなあと思いプリントを作った。よく言われるのがダイエットして体重は落ちたけれど落ちてほしくない部分が落ちて(水分が抜けてしわが増えた、脂肪ではなく筋肉が落ちたなど)しまったことはよくありがちなこと。ダイエットと要約はともに「どの個所をうまく落とすか?」に尽きる。ダイエットよりも要約の方が、正しい練習さえすれば短期間で上達するのでお勧め。
2018/03/01 18:08
-
-
コメントするには会員登録後、ログインが必要です