小さな国語塾のつぶやき
受験に「運」はあるか?
今日の朝日新聞のbeの10面に興味深い記事があった。「自分は運がいいほうだと思う?」「運がなくても幸せ者に」というタイトル、「自分は運がいいほうだと思う?」に対して「はい」が71パーセントだとか・・・。そもそも「運の良さ」は絶対的なものではなく、あくまでも個人の基準、人から見て「不幸そう」な人でも本人が「自分は運がいい」と思えば「運がいい」わけで逆もしかり。ただ「自分は運がいいほうだと思う」に対して71パーセントが「はい」という回答は平和な日本らしい数字だなあとなんとなく嬉しくなる。さて、「運をよくする方法」ってあるか?言うまでもなく、すべての人に当てはまる絶対的な方法はない!もしもすべての人が必ず運がよくなる、絶対的な方法があるならば世の中にこんなにも「運をよくする」ためのノウハウ本があふれるはずがない。なーんて言いながらも、受験の神様である和田秀樹氏の新刊「『いいこと』」を引き寄せる法則」(2018.1.18初版発行)が気になっている自分って・・・と少々苦笑い。アマゾンの商品説明には「自分は運がいい人間だと思えると、自分の人生に好循環をつくれるようになれます。なぜなら、自分は運がいい人間だと思えると、希望がわき、自信がもて、より積極的になれる。自分を肯定できる人生観を持てるからです。」(アマゾンHPより引用)とある。さて、受験に「運」は存在するか?個人的には「存在する」と思う。知人や教え子の中には「偶然にも前日に勉強したことが出ました!」「絶対無理だと思ってたのに第一希望だけ受かりました」ということがチラホラと起こるのだ。逆に絶対に大丈夫だと言われてたにもかかわらず残念な結果になったというケースも。これらを「運」と言わずして何をもって「運」というのか?と思うことがある・・・。ではどうすれば「運」を味方にできるか?神頼み?!もちろんそれもあるだろうが、究極は「自分を信じて最後まで目の前のことを実直にできるかどうか」にかかっているような気がする。自分を信じるためのツールとして神頼みもありか。神頼みをした、このお守りがあるから・・・だから「自分は大丈夫」と落ち着いて本番を迎えることができ、それが結果に結びつくならば素晴らしい。何が言いたいか?最後の最後まで「あきらめることなく実直に目の前のやるべきことをしっかりとやる」ことこそが「運」を引き寄せる一番の近道だということ。自戒を込めて・・・。
2018/02/17 21:50
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