めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
妄想力炸裂
「更級日記」が面白い!これは平安時代の女性、菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)が書いた日記なのだが、とにかく妄想力炸裂!笑えて、共感できるのだ。ああ、今も昔も皆同じだなあと。一部を紹介する「かろうじて思ひよることは、いみじくやむごとなく、かたち有様、物語にある光源氏などのやうにおはせむ人を年に一たびにても通はしたてまつりて」(現代風に訳すと:セレブでイケメンの光源氏みたいな彼氏が欲しいわ~そんな人なら一年に一回のデートでもいい・・・・)。ただし、現実は親たちが決めた6歳年上の普通の男性と結婚することに。この辺りはというと現代とは若干事情が異なる。現代は夢を見ながら独身で過ごすことOK、また自分で結婚相手を決めることも出来る。実際に友人(女性)がまさに妄想力炸裂で「いつか白馬の王子様が迎えに来てくれる・・・」と常に夢を見ていた(現在彼女は独身)、別の友人(男性)は「絶世の美女と結婚する」と妄想し、実際に美人と結婚した(奥様を見たことはないが、地域の美人コンテストで入賞するぐらいの美貌だとか)。つまり、妄想力炸裂タイプが世の中に存在することは今も昔も変わらないが、今は妄想を妄想で終わらせることなく実現できる可能性があるという点が素晴らしい!!で、自分自身はというと・・・・池田隼人の「所得倍増計画」をもじって「国語塾生徒倍増計画」(ただし、イケメン、ナイスガイ、可愛い子ちゃん限定?!)という妄想力炸裂中。
2016/06/07 12:18
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