小さな国語塾のつぶやき
徒然草はノウハウ本?!
久しぶりに吉田兼好の「徒然草」を読み返したところ、面白い!むろん、中学生の頃に読んだ時は必死で「とにかく現代語で内容を把握して入試に備えなくては!」という想いばかりで、楽しむ余裕なんて全くなく、大人になってから読み返しても当時は今より若かったのでいまいちピンと来なかった。「徒然草」は同じ鎌倉時代に書かれた「方丈記」「軍記物」共にテーマは「無常観」と位置づけされているが・・・言い方を変えると「生き方ノウハウ本」か。つまり、この世は無常(はかない)だからこそ、今を大切に生きるべきであり、その方法は・・・を示唆しているように感じる。本屋さんのビジネス書コーナーに高く山積されている「生き方ノウハウ本」よりもよっぽど具体的ながらも簡潔で分かりやすいかも?!例えば78段では「事情通を気取らない」85段では「真似して学ぶ」187段では「プロとしての心掛け」がテーマとなっている。他の段も「成程・・・」と思わずうなってしまう内容が多く、800年前に既にこういった考え方をしていた先人がいたとは!と新鮮である。古典=古臭くて難しいという先入観をとりあえず横において、試しに読んでみると新しい世界観が広がるだろう。
2016/04/19 14:21
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