小さな国語塾のつぶやき
高学年の底力
高学年クラスでは、先月に小論文を少し学習し、その際に「長期休みに宿題を出すべきか出さないべきか、理由を付けて述べる」という演習を行ったことはこのブログでも書いたとおり。たまたま4、5日前の新聞で「長期休みの宿題」に対しての様々な読者の意見が掲載されていたのでコピーして紹介。それらを読んで気づいたことや思ったことを述べるという演習を行ったところ、キラリと光る素晴らしい意見が飛び交った。大人の場合だと、つい「新聞に載るぐらいの文章だから完璧・・・?!」という先入観を持ってしまうが、子供たちはというと「この人、意見が飛躍し過ぎててよく分からない。」という鋭い意見も。「具体的にはどんな風に飛躍している?」と突っ込むと「例えば、小学校の生徒会の立候補演説で書記に立候補している人が『僕(私)が書記になったら、明るい学校を作ることを約束します』と言うようなもの。書記の仕事は書くことだから、学校全体をよくすることには直接には結びつかない。だから『書記になって、きれいで分かりやすい字や文を書くことを心がけて明るい学校にするためのお手伝いをします』と言うべきだよ。」という意見。思わず内心で拍手!偏った先入観を持たずに冷静に物事を考えて述べることが出来ることは素晴らしく、成長したなあ~と嬉しかった。この姿勢を保ちつつ次の学年に進んでほしいと期待している。
2016/03/18 14:43
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