めむろ国語専門塾
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小さな国語塾のつぶやき
枠と粋
昨日は公立入試の合格発表、頑張りが報われて桜が咲いた中学生が多い?と信じているがいかに。さて、まだ3月中旬だが、早いところでは桜が満開になったそうで「へーっ、そうなんだ~」と思いながらネットサーフィンをしていると「これぞ日本の心 枠に楽しむお花見」というタイトルのブログが目に入った。と同時に違和感が!そう、「枠(わく)」ではなく「粋(いき)」が正しいのに・・・・、本文ではきちんと「粋(いき)」と表記されていたがタイトルで間違えるとは残念!この二つの漢字を見ながらふと思ったことが「なんでも枠(決まった型など)は絶対に大切で、それを踏まえたうえでプラスアルファの工夫(漢字で言うならばキヘンの上に点)を加えると粋(風情がある、しゃれた)ものになるということ。芸術作品でも文学においても、お料理でもほんの少しだけ手を加えたり工夫するだけで結果が大きく違ってくることがある。逆にちょっとしたミスですべてが台無しになることも(ブログタイトルがまさにその典型例)。まずは「枠」、そしていずれは「粋」となるように精進。ちなみに「卆」は「卒業」の「卒」の略字である。
2016/03/17 12:37
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