小さな国語塾のつぶやき
使い分け
先日、中学生から「先生、『わかた』って知ってる?」と聞かれた。思わず「ん?若田光一さん?!」生徒「違うよ~~~、ラインでは『わかった』を『わかた』って打つんだよ。他にも・・・・」といくつか教えてくれたのだが、そもそもラインをやっていない自分自身には、そういう言葉を表示させる操作方法はもちろんのこと言葉の意味もチンプンカンプン。「うーん、最近の若い子はまるでバイリンガルだね~~」と感心した。心底「新しい言葉の変化を生み出したり、それらをすぐに習得?するとは特殊能力!」と思ったのだ。念のため生徒には「書き言葉、話し言葉、国語での表記」を使い分けるよう伝えた。大半の生徒はきちんと使い分けを出来ており、時々「え?これって話し言葉なんですか?知らなかった~。じゃあ、書き言葉ではないんですね」という場合もあるが、そういうことを2,3回繰り返せば自然とうまく使い分けが出来るようになり、今更ながら若い子の吸収力に感心している。さて、何が言いたいか?「言葉とは変化する」ものだということを自覚し、それらを使い分けることが大切だということ。時々、「話し言葉」「件名なし」「日本語表記が間違っている」「敬語を使っていない」というメールをもらうことがあり(決して親しいわけではない人から)、その瞬間にズーンとモードが下がる。顔が見えないやり取りこそ、言葉の使い分けをきちんとするべし。※天に誓って書くが、先のようなメールを送ってくる人は国語塾の生徒さんや保護者の方では決してない。
2016/03/15 13:10
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