小さな国語塾のつぶやき
脇に置いておく
人は感情の生き物なので日々、様々なことを考え感じながら生きている。むろん楽しいことや嬉しいことばかりだと最高なのだが、そうではない。悲しみ、怒りなどいろいろな感情が湧き上がってくる。それらがあまりにも大きいと、どう対処していいか分からなくなってしまうのだが・・・・。そんな時にはそれらの感情を「押し殺すのではなく、一旦脇に置くのがコツ。そして十分その感情を客観的に味わって、開放してあげるんだよ」と心理カウンセラーをしている知人から聞いたことがある。とはいえ、単に説明を聞いただけで「はい、そうですね」とはいかないが(苦笑)。どうしても自分との感情の付き合い方が難しくなったら具体的に知人にお世話になるとしよう。さて、答えのない勉強(国語で言うならば文章作成など)は全く同じことが言える。与えられたテーマにそって、細かく計画を立てて書き始めたものの・・・・どうしても進まないということがある。そういう時はいったん、そのテーマを脇に置くのである。そして、冷静に「文章計画」を見直して内容をごっそり変えてみるのだ。最初のテーマを却下しろとは言わないが、取りあえず別の方法を取ってみて再び日をあけて最初のテーマに取り掛かってみる。すると意外と、最初のテーマには無理があったと気づいたり、逆にどんどん筆が進んだりするもの。最初のテーマはボツになることも。それはそれで納得済みのボツなので全く問題なし。こだわることは素晴らしいが、何にこだわるか?(最初のテーマにこだわるか?それとも出来のいい文章を作ることにこだわるか?)が大切。
2016/03/04 11:23
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