小さな国語塾のつぶやき
解説本
「夏目漱石、読んじゃえば?(14歳の世渡り術)河出書房新社 (2015/4/22)」が面白い!ぜひぜひ、お勧めである。これを読んだ後に夏目漱石の作品を読むと理解が深まるのみならず、楽しく読めることだろう。さて、「本を読むことによって多角的視点が養われる、教養が身につく。だから読書しなさい・・・」と小中学生の頃には誰もが大人たちに言われたことだろう。さらには、大人たちがさす「読書」とは「名作」「伝記物」をさすのであって、いわゆるライトノベルスやアニメが小説化されたものを指すわけではないことは誰もが暗黙の了解で分かっている。とはいえ昔からの「名作」となると正直言って敷居が高い、つまり面白くない、読むのが辛いのである。なんとか頑張って読んだとしても「一体何が言いたかったの?」「わけわかんない」となるのがオチ。そんな場合に役立つのが先のような解説本!昔はいわゆる解説本は世の中になかったのだが、最近は様々の解説本が出版されておりしかも中身が面白いのである。いきなり名作・・・は厳しい場合はたとえ邪道と言われようがなんだろうが、解説本などを先読みすることをお勧めする。ぜひお試しを。
2016/02/28 14:55
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