小さな国語塾のつぶやき
有終の美
兵庫県にある、お気に入りのオーガニックスーパーが来月で閉店するという連絡をもらった。HPを拝見したところ、きちん閉店に至るまでの思いや理由が書かれており「今が一番ベストの時期」と納得するのだが、それでもショックは大きい。と同時に「有終の美を飾る」という言葉がふと頭に浮かんだ。「有終」をうっかり「優秀」と書いてしまいがちだが要注意。意味は「最期まで成し遂げ、立派な成果を出して終わりを締めくくる」である。さて、先日、ある男子生徒に「将来は何になりたいの?夢は?」と聞いたところ「ウーン・・・・」としばらく沈黙。彼はハッと思いついたように「そうだ!将来は『めむろ国語専門塾』を継いであげる!あ、でも国語は苦手だから『めむろ数学専門塾』を開こうかなあ」という嬉しいコメント。思わず嬉し泣きしそうになったが・・・まだまだ現役で頑張るつもりだし、彼はとっても優秀(有終ではないので要注意)で、小さな小さな塾を切り盛りすることよりももっともっとビッグに羽ばたくはず!日本の将来を担う青年たちの生涯のほんの一時、一緒に学ぶことが出来るのは最高の幸せであり、○十年後には彼らに「有終の美を飾ったね」と言われるよう日々精進。
2016/02/23 03:06
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