小さな国語塾のつぶやき
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漢字は様々な読み方があったり、似たものが多く覚えるまでがとっても厄介なもの。特に人の名前は今も昔も「読めない!書けない!」という場合がしばしば。※一時のキラキラネームは最近なりを潜めて、いわゆる読みやすい名前が復活しつつあるそうだが。さて、定期試験の時期になると生徒たちの間で試験の話が飛び交っており、ついついお節介乍ら、耳ダンボにしている今日この頃。「皆、頑張ってるなあ~」と思うと同時に「漢字大丈夫?書ける?」と思わず突っ込みたくなっている。そんなわけで、特にに歴史では漢字を間違って覚えてしまうことが多いので、時々国語授業の最初か最後の5分で漢字の紹介をしようかなあと思う今日この頃。例えば、建武の新政を行った「後醍醐天皇」の「醍醐」とは元々は仏教用語で「最上」という意味で、実は醍醐天皇の醍醐は御陵のあった場所の地名に因んだものだったとか。そしてこの御陵の管理をしていた醍醐寺の名前の由来はというと、醍醐寺の湧水を飲んだ醍醐山の神の化身である老人が「ああ醍醐味なるかな」と言ったからだという説がある。そこから最上の味を「醍醐味」となったらしい。諸説は色々あるが、とにもかくも「後醍醐天皇」→「醍醐味(とても美味しい!)」をセットで紹介し、少しでも語彙や漢字の記憶を増やしていってもらおうと計画中。
2016/02/22 14:52
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